合成ダイヤモンド「ラングロウンダイヤモンド」についての情報 | 小林朋也、専務T、BROOCH、ブローチ、新潟、ダイヤモンド、婚約指輪、結婚指輪、プロポーズ、ランチグルメ、育児

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合成ダイヤモンドの凋落


合成ダイヤモンドは英語表記だと「Man-Made Diamonds(マンメイド ダイヤモンド)」や「Laboratory Grown Diamonds(ラボラトリー グロウンズ ダイヤモンド)」通称ラボグロウンと呼びます。昨今話題の合成ダイヤモンド「ラボグロウンダイヤモンド」について、その価値はどうなのか?とご質問いただきましたので回答します。丁度良くダイヤモンドの国際基準価格を定めるラパポートレポートの2023年1月記事にも同様の記載が有ったので添付しておきます。
結論から言うと「人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドの様に価値が高くありません。なぜなら、人工ダイヤモンド(ラボグロウン)は無制限に生産でき天然ダイヤモンドのように供給制限を受けない工業製品だからです。」ラボグロウンダイヤモンドは宝石ではなく工業製品なのです。また一部アメリカの大手サイトや小売店で合成ダイヤモンドの情報開示を十分に行わずに販売が行われた結果大きな問題となっている事もニュースとしてと取り上げられています。
https://rapaport.com/news/rapaport-consultation-to-the-rjc-regarding-new-laboratory-grown-material-standards/

↑これ2023年1月に公式FAQに書いた内容ですが、この頃、業界的に一番問題だったのは天然ダイヤモンドの最大のサプライヤーであるデビアスグループが率先して合成ダイヤモンドのビジネスを展開していた事でした。自ら産出する天然ダイヤモンドの価格を脅かす事になるかもしれない合成ダイヤモンドの製造販売を大々的に仕掛けていたために、天然ダイヤモンドのみを取り扱う弊社の様な会社にとっては死活問題でもあったのです。

しかし今回、デビアスグループの展開する合成ダイヤモンド専門店ライトボックスがこっそり試してみた婚約指輪用のダイヤモンドの販売を停止すると発表したというニュースがラパポートレポートから報じられたのです。
記事によると、「デビアスの合成ダイヤモンド・ブランドLightboxは、ビジネスの見通しが立たないとして、婚約指輪のトライアルを中止した Lightboxは6月、婚約指輪のラインをひっそりと発表していた Lightboxが発売され時の主張の一部を徐々に後退させていたため、業界は怒りの反応をしていた。」とあります。
また、「デビアス社は「Lightboxは、ファッションジュエリーと手の届きやすい価格帯のルースという、この分野で将来的に最も有望と思われる分野に引き続き注力し、合成ダイヤの婚約指輪は販売しない」と声明した 最近の同社の消費者調査では合成ダイヤの購入の主な動機は価格であることが分かったとも発表」、、、、愛の象徴でもある婚約指輪に合成ダイヤモンドを選ぶカップルは殆ど居なかったと認めたのです。そんなことやる前から判ってたのになぁ、、。
そして、中国を中心に増えすぎた合成ダイヤモンドの加工工場は価格下落に耐えれずどんどん倒産する憂き目にあいそうです。
と言う事で、店頭でもさんざん合成は止めた方が良いと言ってきましたが、やはりの結末になりそうです。日本国内に立ち上がった合成ダイヤモンドを専門に取り扱う協会も初代の首謀者が失脚し、その右腕だった方も協会を去っており、今後ますます無価値なものとなっていく可能性が高まっています。
今既に製造された価値の無い合成ダイヤモンドが天然ダイヤモンドにとって不利益に成らない事だけを祈っております。