座位保持椅子の使用 | 肢体不自由の子どもと共に生きるのブログ

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肢体不自由の子どもと共に50年余を過ごしてきました。肢体不自由な子どもに変わり、その不自由さを知っていると自負しています。
肢体不自由に対して、私の思いや意見を記して参りますが、質問と理解できない点については、どうぞお尋ねください。

 “座位保持椅子…?”
 始めて座位保持椅子と聞いた時には、何の椅子の事を指しているのかわからなかったのでは…?
 多くの乳児が摂食指導の際に、抱いてでは重く指導がしにくいとして使い始めたのでは…?
 座位保持椅子を使う乳幼児から学童の中で、座位保持ではなく座った形に固定されている子どもが半数以上います。
 座る姿勢は、骨盤(寛骨・恥骨・座骨・仙骨が合わさった骨の名称)を起こし、起こすためには座骨で座る法を覚え、座骨で座る事によって仙骨も起きる事になり、仙骨に連なる脊柱を起こす事ができて座れるのです。
 ところが早期から座る練習を諦め、仙骨を後方に倒した状態で、物に寄りかかる事で座ると称するために、座位保持椅子でも座れないでいるのです。
 座位の練習を行っても座れない事も有るでしょうが、座骨で座る事を教えられた子どもは、たとえ自分一人で座れなくても骨盤を起こす事を知り、座位保持椅子でもきれいに座る事ができます。
 座位保持椅子でうまく座れない子どもが、車椅子を使う事になり、車椅子に座ってもきれいに座る事ができずに、何本ものベルトでもって固定されて座っていると言われているのでは…
 摂食指導が難しい乳幼児で、早くから座位保持椅子を使う事が有りますが、乳幼児を抱えての摂食指導をできるだけ続けて欲しいです。
 座位保持椅子や車椅子を使っての摂食が、何処でも可能とはなりません。それも考えの一つに入れておいて欲しいです。

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