自力座位から四つ這い→掴まり立ちから独歩へ | 肢体不自由の子どもと共に生きるのブログ

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肢体不自由の子どもと共に50年余を過ごしてきました。肢体不自由な子どもに変わり、その不自由さを知っていると自負しています。
肢体不自由に対して、私の思いや意見を記して参りますが、質問と理解できない点については、どうぞお尋ねください。

 自力座位を獲得するために、必要な事等は前回記しました。
 自力座位から四つ這いを獲得するまでは、松葉杖訓練を用います。
 四つ這いを獲得してから歩行指導に入るには、松葉杖歩行訓練となります。
 自力座位を獲得するために松葉杖訓練を施しますが、そのまま四つ這いを獲得するまで継続します。
 そして四つ這いを獲得すれば、指導方法が少し変わりますが松葉杖歩行訓練に変わります。
 松葉杖歩行訓練に変わり数カ月、早ければここで松葉杖歩行を獲得します。
 6か月未満で松葉杖歩行を獲得できれば、3年未満に独歩を獲得するのが通常の経過となります。通常の経過とならない原因は、誤学習が訂正できなかった時などです。
 余りにも容易に杖歩行を獲得する子どもが多い事で、独歩に至ると期待する方々もいますが、独歩はそんなに簡単な事ではないようです。
 誰もが独歩を獲得できれば嬉しいですが、獲得できない時にどうするのか…?
 車椅子を使う生活と、杖歩行の生活、どちらを選ぶかは子どもよりも保護者が選択するようですが、できるならば杖歩行の生活を選んで欲しいです。
 バリアフリーを唱えていても、ほとんどの身の回りはバリアばかりです。独歩に比べれば杖歩行は不便ですが、車椅子に比べればバリアが少ないのでは・・・

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