肢体不自由の我が子…歩かせたいのだが・・? | 肢体不自由の子どもと共に生きるのブログ

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肢体不自由の子どもと共に50年余を過ごしてきました。肢体不自由な子どもに変わり、その不自由さを知っていると自負しています。
肢体不自由に対して、私の思いや意見を記して参りますが、質問と理解できない点については、どうぞお尋ねください。

 肢体不自由になった原因も、子どもの身体にある時と、子どもの知能にある時と、子どもの運動神経にある時などに分ける事ができます。
1 子どもの身体にある時とは、生まれつきの欠損や奇形が原因で、正常な運動能力を学べない身体などの事で、今回の課題とは異なります。
2 子どもの知能にある時とは、運動発達遅滞の事が多く、ほとんどが歩行を学ぶ事ができます。
3 子どもの運動神経にある時とは、脳性麻痺や脳室周囲白質軟化症の様に、運動神経が筋に正しく動きを伝えられない症状です。
 2と3の症状の子どもの中には、歩く能力を潜在機能として持っていながら、受ける指導途中で歩けなくなっている子どもがあまりにも多いです。
 歩けなくなっている子どもで、仕方ないとあきらめなければならないのが、筋の異常緊張と痙性による筋の短縮です。
 早く問題に気がつき、整形外科での手術を受けて正しく運動療法を受ければ、この様な悲しい思いをしなくて済みますが、何処かで何かの食い違いが有った時には歩く事を諦めなければならない事になります。
 2の子どもで、年齢が高くなってからでも歩行を獲得した子どもは多数います。
 2の子どもは3の子どもよりも、平衡感覚の反応が良く、正しく、四つ這いやいざり這いで停滞して小1となっていても、1年から3年の間で歩行を獲得しています。
 3の子どもは2の子どもの様に早い変化は見られないが、5年から6年の指導でもって、歩く事を獲得できる子どももいます。
 2の子どもも3の子どもも、乳幼児期からの指導内容が正しくなく、こんな結果となっていますが、正しく幼い時期から指導ができたならば、もっと異なる人生を子どもの時から送る事になったのでは・・・

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