メンバーへ贈る歌。櫻坂46「I'm very proud of you」 | よねともが気ままに思うブログ

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このブログではリリースされた曲を紹介しています。以前、2年半近く前に一度だけ、未発表曲ながら紹介した曲がありました。


↓この曲です。



久々に未発表曲ですが、この時期にピッタリの曲なので取り上げてみようと思います。


本日は櫻坂46「I'm very proud of you」(2021年、テレビ番組のみで未発表) です。





この曲は櫻坂46の冠番組であるテレビ東京「そこ曲がったら、櫻坂?」の2021年3月21日放送回「祝!義務教育終了!天ちゃん中学卒業をお祝いしよう!後半」にて披露された曲です。(2024年発売のBlu-ray「そこ曲がったら、櫻坂? 山﨑天編」にも収録)

ここでは、制作者の一人で櫻坂46メンバーである大沼晶保さんについて触れようと思います。


大沼晶保さん。

大沼さんは静岡県出身で、櫻坂46の2期生の一人となります。2018年に「坂道合同新規メンバー募集オーディション」に合格しますが、この時点でグループへの配属とはならず、「坂道研修生」としてキャリアをスタートさせ、研鑽を積むこととなります。2020年に改めて櫻坂46の前身となる欅坂46に配属されます。選抜メンバーとしては「Start over!」で抜擢されています。

非常にお姉さん的な雰囲気を醸し出す美人系で、柔和な笑顔とほんわかした雰囲気を出すメンバーですが、実はかなりキャラクターが強いメンバーで、同じ櫻坂46のメンバーである藤吉夏鈴さんからは「大不思議」と言われるほどの不可解かつ予測不可能な行動を行うことでも知られています。目隠しをして立ったまま待機すると謎の前傾姿勢を無自覚に行ったり、増本綺良さんと共に歩道をライブTシャツのまま全力疾走したり、TBS系「ゴールデンラヴィット!」での「食リポギャグ選手権」に芸人が並ぶ中で唯一、アイドルで参加をし、突飛な行動を取るなどして笑いを取るなど、枚挙に暇がありません。

また何事にも全力で取り組み、力加減が出来ないことも特徴の一つで、「ラヴィット!」のシーズンレギュラーでも「ビリビリ椅子」にロケットの如く前へ飛んだり、「ワニワニパニック」のワニを全力で叩くなどして話題となり、司会の川島明さんから「シーズンレギュラー史上一番全力でやってくれた」と絶賛されました。反復横跳びを特技とし、体力測定においてトップの記録を樹立。独特の姿勢「大沼スタイル」が話題となりました。

その一方、全力で取り組む姿勢は櫻坂46のパフォーマンス面にも表れており、BACKSライブにおいて「流れ弾」のセンターを務めた際は、本来のセンターとなる田村保乃さんとはまた違った表現力と憑依されたかのような演技力で場を沸かせ、ファンから絶賛を浴びました。高難易度のダンスも全身全霊で踊るなど、高い評価を受けています。また、かなりの努力家で、レッスンや自主練も早くスタジオ入りして練習しているそうです。

そんな大沼さんの趣味として、独特の曲調で織り成している「沼ソング」という、オリジナルソング制作があります。当初はかなりリズム感が独特で、頭の中にリズムが降りてきてそのままメロディーと歌詞を付けているものでしたが、作曲を本格的に習うようになると、クオリティーが上がり、メッセージ性が込められた歌詞と、曲の基本的な骨格はそのままに独特のメロディーがファンを魅了するようになりました。「そこ曲がったら、櫻坂?」やテレビ朝日系「サクラミーツ」など、披露の場を増やしています。アレンジも大沼さんで組み立てており、パソコンで制作をしているそうです。

そんな大沼さんが歌詞を書き、井上梨名さんが作曲を手掛け、メンバーの山﨑天さんが中学校卒業を記念して書いたのが、この「I'm very proud of you」でした。参加メンバーは、

  • 大沼晶保(ボーカル・オカリナ)
  • 井上梨名(ピアノ)
  • 松田里奈(アコースティック・ギター、コーラス)
  • 関有美子(サックス)

となっています。

歌詞は「天ちゃん」と入っている為、完全に山﨑さんへ向けられたものではありますが、成長していってグループを引っ張る姿を想像して書かれたものとなっています。

拝啓15の天ちゃんへ
これから愛のきもち伝えたい

15になり、子どもから大人への道を歩み始める君。これから、そんな君へ気持ちを伝えようとしています。

出会った頃 君は小麦色ガール
今じゃ着こなすよ ワイドパンツ

坂道合同新規メンバー募集オーディションで会った君はまだまだ子どもでした。(山﨑さんはまだ中学生でした) 今では成長して大人の象徴ともいえる洋服「ワイドパンツ」を着こなすくらいにまでなりました。

グループを頂点に導くと
宣言して決めた君 坂を登り始めた

山﨑さんは加入時から「アイドルグループの頂点を目指す」と話すほど、櫻坂46へかなりの愛着を持っています。宣言して決めた君は逞しく見えます。そして前途多難な坂を登っていくのです。何があるかわからないですが、グループ最年少 (当時) ながら勇ましく見える君なら大丈夫でしょう。

0番に立つ君の瞳(め)は 鋭く人の心に刺さる
  (I'm very proud of you)
   (君のことを誇りに思うよ!)

「0番」とは恐らく「センター」に立つ姿のことを指します。この時はまだ表題曲でセンターに立ったことはありませんでしたが、後に「五月雨よ」と「何歳の頃に戻りたいのか?」でセンターに抜擢されます。センターに立つ君の輝く瞳。それは人々の心を魅了し、深く刺さるのです。そんな君のことを私達はみんな誇りに思うのです。

いつでも強い君だけど 櫻のしたで泣いてもいいんだよ

でも重圧はスゴいのはみんなわかってます。押し潰されそうな時や苦しい時は、みんなに甘えてもいいんだよ、そして泣いてもいいからね、と呼び掛けています。

   (I'm very proud of you)
いつでも強い君だけど みんなどんな君も大好き

どんなことがあっても、どんな姿を見せても、みんなは君のことが大好きだよ、とエールを送ってこの曲は終わります。

井上さんは作曲を得意としていることもあり、とてもメロディアスでスッと心に染み入るような曲に仕上がっています。井上さんによるとピアノ、アコースティック・ギター、サックス、オカリナの構成に迷ったり、松田さんのハーモニーをどうするか悩んだと話しており、実質的にアレンジまで井上さん自身が手掛けています。関さんのサックスは収録当日に知らされて、当日に練習して覚えたそうです。オカリナをアウトロで差し込むことも井上さんが考案したそうです。

曲の制作は井上さんの作曲が先で、後から大沼さんが歌詞を付けたそうです。井上さんは「天ちゃんが楽しく歌っているところを想像して作った」といい、大沼さんは「渡された曲が感動系だったので、天ちゃんを観察して感動に導けるように書いた」と話しています。

番組だけでは勿体ないくらいのオリジナルソング。卒業シーズンにピッタリの一曲です。



生演奏なので、ミスタッチ等は御愛嬌ということで。バラエティ番組なのでガヤ等は入っていますが、こちらもご容赦下さい。