初恋の記憶とはっきりとした愛。櫻坂46「確信的クロワッサン」 | よねともが気ままに思うブログ

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本日(1/29) は櫻坂46のメンバー、井上梨名さんの誕生日となります。そこで本日は櫻坂46「確信的クロワッサン」(2023年リリース、シングル「承認欲求」TYPE-Aカップリング) です。



(こちらはTYPE-Aです)

この曲はシングル表題曲「承認欲求」の選抜メンバーに選ばれなかったメンバーによる曲となっています。(いわゆる「BACKSメンバー」)

参加メンバーは、

  • 上村莉菜、齋藤冬優花、井上梨名、大沼晶保、幸阪茉里乃、石森璃花、遠藤理子、小田倉麗奈、小島凪紗、的野美青、向井純葉、村山美羽

そして、センターは井上梨名さんが務めました。井上さんは初のセンターとなります。

ここでは井上さんについて触れていこうと思います。


井上梨名さん。

井上さんは兵庫県出身で、櫻坂46の2期生の一人となります。2018年に「坂道合同新規メンバー募集オーディション」に合格し、櫻坂46の前身となる欅坂46に配属されます。選抜メンバーとしては「BAN」「五月雨よ」「桜月」「Start over!」で抜擢されており、2月に発売予定の「何歳の頃に戻りたいのか?」でも抜擢されました。

特徴的なのはその「笑顔」で、笑うと目がクシャとなるその笑顔に多くのファンが魅了されています。また、欅坂46時代の最初のアーティスト写真から「みんなの初恋」と称されており、初恋時代を懐かしんだり、櫻坂46にハマった人が最初にメンバーで好きになるのが井上さんになることが多いことから、呼ばれるようになりました。

また、幼少時からピアノを習っていたことから、現在でもピアノを弾くことも多く、さらに作曲をすることも出来るというミュージシャン気質な一面も持ちます。人よりも相対音感が優れており、櫻坂46の曲の音程もすぐに合わせることが出来ます。

その一方で武元唯衣さんと共に「バラエティ意識が高いメンバー」とも評されており、積極的に発言をしたり、イジられることが多いなど、「そこ曲がったら、櫻坂?」(テレビ東京) でその片鱗を見せています。「オレンジジュースが好き」であるにも関わらず、利きオレンジジュースのチャレンジに失敗したり、「アイスの実」の味が見分けられなかったりといった「味音痴」ぶりや、「ザ行」がなかなか言えないことから「滑舌が悪い」といったキャラクターも強調されています。また、「サクラミーツ」(テレビ朝日) においてはコントや企画に果敢に挑戦するなど、人一倍真摯に取り組む姿勢も見せています。滑舌が悪いながらもニッポン放送「櫻坂46 こちら有楽町星空放送局」のメインパーソナリティーを務めるなど、活躍の幅を広げているメンバーの一人とも言えます。

そんな井上さんがセンターを務めたのがこの「確信的クロワッサン」です。

作詞は勿論、秋元康さんが書いています。タイトルからして意味がなかなか解らないと思いますが、「これが愛」だと確信的になる部分を描いた曲で、2番の歌詞に「クロワッサン」が出てきており、その食べ方が気にならないことも、「愛なんだろうな」と思うことからこのタイトルになったのだと思われます。

ぼやけてた 全体像
少しずつ フォーカスが合った

この「全体像」は「君の人となり」を指したものだと思われます。何がなんだかわからない君のことが、ちょっとずつわかってきたことを示さしています。

なぜ君と一緒にいると
こんな風に 楽なんだろう

君と一緒に居る時は、自分でも不思議なほど自分をさらけ出せるような気がしています。それだけ気楽に過ごせる仲なのかもしれません。

愛についてなんて 考えてなかった
今 はっきり見えて来た

これまで自分は「愛」なんて何も考えていませんでした。ですが、君と居る日々の楽しさ、気楽さ、そして安らぎが「愛」を考えるきっかけになりました。

確信なんてさ 必要なのか
何となく」〈そんな気がするだけじゃ
あやふやなものってこと

ここでは「確信」というもの存在自体を否定するかのように、そんなものは迷信じゃないの?自分がそんな気になっているだけじゃないの?と疑問を呈しています。絶対的に「好き」だとかそういったことが言えないからじゃないの?という穿った見方をしています。

何度も聞いたよ 自分の気持ちを…
ねえ ほんとに」〈それでいいってことだね
もうとっくに わかってるよ

ですが、何度も自分の気持ちを確かめるのに、君に対する気持ちが「愛」になっているのがわかっていました。そして否定的な考えが180度変わって「絶対的」な想いになるのが、最後の歌詞に表れています。

確信的に好きだ

作曲・編曲を担当したのは、ビジュアル系ロックバンド「CLØUD」のベーシストでリーダーを務めていた猟平さんによるものです。櫻坂46の王道とも言えるピアノ、アコースティック・ギター、ストリングスを用いた典型的なポップスとなっています。ですが、歌い出しから始まる上、アコースティック・ギターのカッティングから始まるのは、櫻坂46の曲の中でも異色で、差別化が図られています。

「みんなの初恋」がセンターを務める「絶対的な愛」を歌ったアイドルソング。カップリング曲では勿体ないくらいの曲だと思います。