20年以上前の…絶望とプライドと… | TOM★CAT ~友次正浩の宅建合格道場~

TOM★CAT ~友次正浩の宅建合格道場~

LEC宅建講師、友次正浩(ともつぐ)のブログです。宅建/賃貸不動産経営管理士/管理業務主任者試験の合格を目指す皆様に、勉強の方法からモチベーション維持のコツまで、役立つ情報をお届けします。皆様を合格までナビゲートしていきます。

今からもう20年以上も前の話…

 

私は、大学受験に落ち

浪人生活をしていました

 

高校入試であまり努力をせずに

合格を勝ち取れたことから

「なんだかんだ、今度も余裕だろう…」

などと、うぬぼれていた気持ちも

たしかにありました。

 

現役の時の私の偏差値は30…

当然のことながら

どこにも合格できず、不合格でした

 

落ちた理由は「勉強しなかったから」。

自分で敗因がわかっていたので

ショックはあまりなかったです。

 

「勉強すれば合格できる」

そんな余裕もどこかにあったまま

浪人生活が始まりました。

 

家にお金がないので

昼は予備校に行き、夜はコンビニで深夜勤。

「働きながら勉強するから!」と

親に頼み込んでの浪人生活でした。

 

 

いくら勉強しても伸びない成績に

苛立ちを覚えながら

それでも

「頑張れば成績は伸びるんだ!」と

ひたすら自分に言い聞かせながら

毎日勉強する日々。

 

私自身は努力しているつもりなのに

友人の「もっとまじめに勉強したら?」の台詞に

泣きながら反論した日もありました。

 

伸びていく周囲の人の成績と

相変わらず変わらない私の成績…

 

私にとっては

このまま勉強を続けることも

全てを投げ出してやめることも

どちらも勇気がいる決断でした。

続けていても、成績が上がる保証はないし

やめても、他に何もすることもないし。

 

「僕だけこのまま成績は上がらないんだ…」

日本史の用語集を見ながら涙を流して

それでもやっぱり自分を信じたくて

勉強を続けていきました

 

浪人時代も全ての大学に落ち

最後の最後で受験した夜間部の試験に

なんとか合格することができました。

倍率は覚えていないけれど

たしかほぼ全員合格だった気がします。

 

それでも

人生で初めての、そして唯一の

大学の合格証書。

 

高校入試のときには

もらってもたいした感動もなかったものが

とてつもなく貴重な宝物だと思える。

紙1枚なのに、とても重かったです。

 

浪人時代に習っていた先生を見て

「私もこんなふうになりたい!」と

講師業を目指しました。

 

そこで立ち塞がったのが

「夜間部」という学歴…

予備校の講師として

信頼されないのではないか…

 

そこで私は

昼間への転部試験を受けることにしました。

チャンスは1度。

1年から2年にあがる時。

このチャンスを逃すと

もう昼間には行けません。

 

「本当にできるのだろうか?」

大学入試で自信を完全に砕かれた

私にとって

これを目指すのは怖かったです。

また結果が出なければ

もう立ち直れないかもしれない。

 

それでも、自分の夢のために

挑戦することを決意しました。

 

今までの勉強では成果が出ないから

勉強法を全て変えることにしました。

 

すると

成績がどんどん上がっていきました。

 

人生で1番、勉強した時間でした。

人生で1番、成長した時間でした。

「変わりたい」

心からそう思っていた1年でした。

 

「頑張れば成果は出るよ!」

この台詞を胸をはって言える

自分になりたい!

そして教壇の上から

それを伝えたい。

 

これが私のモチベーションでした。

 

結果

昼間に転部することができ

そのまま大学院に進学することもできました。

 

勉強法でこんなに成果は変わる…

私はそれを身をもって学びました。

 

努力してるのに成果が出ない…

その気持ちを私以上に

知っている講師はいないと

自負しています。

 

でも、だからこそ

勉強をしてもいないのに

「できない」と軽々しく口にする人が

私は大嫌いです。

 

「できない」と「やっていない」は

類義語ではありません!!

「できない」と「やりたくない」も

類義語ではありません!!

 

こういう人がいるせいで

本当に努力しても結果が出ずに

「できない」と言っている人の

SOSが届かなくなってしまうのです。

 

前述の友人も

そう思ったから私に

「もっとまじめに勉強したら?」と

言ったのだと思います。

 

 

失敗談を話すというのは

なかなか恥ずかしいものです。

成功体験を語るほうが

気分も良かったりします。

 

でも

先輩の失敗は

後輩が活かす以外に

使い道はありません。

 

私のこの失敗談が

誰かの人生を変えるきっかけに

なることができれば幸いです。

 

教壇の上から、画面上から

応援しています。

 

そして

友次クラスを選んだ皆さんに

「選んで良かった」と

言っていただけるように

これからも努力していきます。

 

 

 

友次正浩