過去問を解く意味は? | TOM★CAT ~友次正浩の合格ブログ~

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LEC宅建講師、友次正浩(ともつぐ)のブログです。行政書士試験/宅建試験/賃貸不動産経営管理士試験/管理業務主任者試験の合格を目指す皆様に、勉強の方法からモチベーション維持のコツまで、役立つ情報をお届けします。

友次です。

 

まずは、こちらの問題をご覧ください。

車の運転免許の問題だそうです。

 

 

夜の道路は危険なので気をつけて運転しなければならない。

答:×(昼も気を付けなければならないから)

 

 

…。

 

 

たしかに、私も免許をとったとき

こんな問題が多かったと思います(笑)

 

運転免許の試験を

過去問を解かずに行くことは

危険だとおわかりいただけましたか?

 

このように、試験には「くせ」があります。

いくら知識を身に付けたとしても

これを理解しておかないと

合格点はとれないのです。

 

では、今度は宅建試験の過去問で。

 

宅地建物取引業者A社(甲県知事免許)がマンション(100 戸)を分譲することとなった。A社がマンションの分譲のために案内所(契約行為等を予定)を乙県に設置する場合には、業務を開始する日の10 日前までに、乙県知事に宅地建物取引業法第50 条第2項の規定に基づく業務を行う場所の届出を行わなければならない。(2011-42- ウ)

 

答は〇です。

 

「甲県知事への届出は!?」

と言いたくなる気持ちはわかります。

 

しかし、今回聞かれているのは

【乙県知事への届出】が必要かどうか

なのです。

 

こういう問い方をするということは

あらかじめ過去問をやっておかないと

対応できませんよね。

 

何のために過去問を解くのか。

 

・知識を確認するため

・出題の頻度を確認するため

・時間配分を見るため

・同じ問題が再度出たら解けるように

 

もちろん、これらの目的もあります。

しかし、それだけではなく

出題の「くせ」を知る目的もあるのです。

 

過去問を解かずに

試験会場に行くことは

かなり危険なのです。