運命線とは、
中指の付け根に向かって伸びる線のこと。
クッキリした長い運命線を持つ人は出世する
と言われ、
一般的に力強く伸びる運命線が喜ばれます。
でも、『運命線の先細り』でも書いたように、
僕は運命線が、出世とか成功とかだけでなく
生き方の強弱を反映するものでもあると思っています。
そして、バリバリと強く生きるのが〇で、
脱力した生き方が×だとも思っていません。
▼運命線が途中でスッと
薄くなったり消えたりしている時、
(例えばこんな感じで)
人生の後半で仕事が不調になるとか
運勢が翳るとか言う鑑定師さんもいます。
そういう場合もあるかも知れないので
全てを否定するわけではありませんが、
僕が感じている限りでは
肩の力が抜けて
自由に生きられるようになる
場合の方が多いように思います。
先般、離婚のご相談をお受けしました。
(最近、とても多いです)
その方は仕事と家庭を両立させ
子育ても頑張ってこられたのですが、
実は大変なモラハラに耐えてこられたとの事でした。
▼拝見すると感情線がみごとな離水型で
(こんな風に生命線との間が離れている)
独自の発想と行動力に恵まれ
既成のルールや束縛は大の苦手な個性です。
これでよく今まで我慢してこられましたねと
思わず言ってしまいました。
仕事関係では右手を、
プライベートなことには左手を観ますが、
この方の左手の運命線は
ちょうど今を境にスーッと消え、
その後、5年ほどでまた現れていました。
離婚などの出来事を見るには、
いわゆる結婚線や
生命線の小さな枝別れ(ヒゲ)などが
大切な情報源です。
そして僕は、それと並行して運命線から
生き方の強弱とかリズムを観るようにしています。
この方は離婚を機に自分らしく、
自由に生きられるようになるだろうということが
感じられました。
そして、その後また
生き生きと歩き出す日が来ることも
人生バリバリと精力的に、
前進するだけが幸せではありません。
そして運命線は、くっきりと長いものだけが
幸運を約束するものではありません。
この困難な現代、
時には脱力してみることも
上手に生きるヒントになるのではないかと
思うケースが増えてきました。