心の風景を巡って スペイン900km巡礼旅日誌 | 南 の 島 か ら の 日 誌

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  サトウキビ畑の中 ポツンと一軒家
  満天の星空 リッキーと私だけです 

庭で収穫した南国果樹をひとつでも食したいと思って 達成‼
バナナ パパイア パイナップル マンゴ アボガド アセロラ
パッションフルーツ シークワーサー  ドラゴンフルーツ 

心の風景を巡って スペイン900km巡礼旅日誌

          
     

私の好きな 旅への言葉

 

「旅を通して人々は自分自身と自分の独自性、主体観をつくりあげ

同時に新たな人間関係をつくり出す」  

 

 「勇気と成長を与える代償として、旅は不安をもたらす全てのもの
自分の家、日常の安全で楽しいすべての関係からの完全な離脱を要求する」

 

「意識の中で行われる旅は自分を浄化し謙虚さをとりもどす機会である」

 

 「旅の最も有意義な要因は”孤独”である」

                                                         (フランチェスコ・アルベローニ) 

 

 

 


 

*私は1997年7月7日 27年前 総歩距離900km 40日間の巡礼旅に出ました*

まだサンティアゴ巡礼道は日本で知られず歩く日本人もいなかった



スペイン900km巡礼旅日誌 *
(このホームページは巡礼後 1998年製作したものです)
 

9世紀初め、サンチアゴでキリスト十二使徒のひとり聖ヤコブ(サンチアゴ)の墓が発見された

やがて巡礼者がこの地を訪れるようになり、12世紀当時サンチアゴはエルサレム、ローマと
並ぶ年間50万人の巡礼者を迎えるキリスト教三大巡礼地のひとつであった

 

ピレネー山脈からイベリア半島の西端サンチアゴ・デ・コンポステーラまで 900km 巡礼者達が
歩いた道 「camino de santiago」 がその道である。



サンティアゴ巡礼路

フランス国境ピレネー山脈からヨーロッパ西端ポルトガル国境まで

 

「門は開け放たれている、誰人にも。カソリックにも、異教徒にも、貧者、愚者であろうとも


兄弟のように抱きしめよう、国も、政治もへだたりなく・・・・・・・・」


 
 

巡礼での宿泊地 (スペイン)

 


カトリック教会・Albergue 巡礼宿 1泊無料~500円 寝袋持参

 

1997年 7/7 スタート地 サン・ジャン・ピエード・ポート(フランス)


ーエステジャーロスアルコスービアナーログローニョーナヘラーアソフラーサント・ドミンゴ・デ・シロス


ーベロラドーサン・フォアン・デ・オルテガーブルゴスータルダフォスーカストロヘリスーフロミスター  


ーカリオンーカルサデジャーサハグーンーエルブルゴーマンシージャーレオンービリャダンゴスー


ーアストルガーラバナルーモリナセカービラフランカーセブレイローオスピタルートリアカステジャー


ーサリアーポルトマリーンーアルスアーアルカーモンテ・デル・ゴサーサンチアゴ 8/15着

 


 

私は2カ月の内、パリ、ルルド、オロロン泊、そして40日間で巡礼道を歩き、余った日数で

 ポルトガルのポルト、アヴェイロ、オビドス、コインブラ、ナザレ、ファテマ、シントラ、ロカ岬、リスボンと各々1泊、


そしてマドリッド3泊出来ました。2カ月あれば充分な予定が立てられると思います。
 


 


 


 

「門は開け放たれている、誰人にも。カソリックにも、異教徒にも、貧者、愚者であろうとも


兄弟のように抱きしめよう、国も、政治もへだたりなく・・・・・・・・」

                  

私が「サンチアゴ゙の道」に心をひかれた詩である。この時以来、いつの日か巡礼の道を
たどってみたいとの想いがあった。


 


 巡礼者のホタテ貝




(1998年製作ホームページです)

私は・・・年令53歳(1997年当時) 心はいつも青春。


車社会の中、当然ながら歩く事は、ほとんど有りません。


山登りもハイキングすら、ゴルフも最近5年間ほど無しです。


そんな私が900kmを歩き通す事が出来るものかと、友人たちは心配してくれました。


(当然ながら私も同感でした。)

巡礼路の標識 

 

私の計画はカトリックがヨーロッパで認めた2大奇跡地 フランス(ルルド)から始まり


ポルトガル(ファテイマ)で終わる旅でした。

その間、ピレネー山麓フランス領 st・jean・pied・port から

スペイン santiago de compostela 間の約900kmは中世からの
巡礼の道 「camino de santiago」を歩き通すというものです

  

中世からこの道を歩き通す事により、今までの我が罪が許され天国に 
召されるという事を心から信じて・・・・

1300mクラスの峠を幾つも越えて・・・・・・・
そして私は今までの旅をはるかに越える大きな満足感を1年過ぎた今も味わっています


そして、この旅で何十人というヨーロッパの 

peregrino amigos(心からの巡礼の友)を得ました。




30km1日中小麦畑の中を歩く日もあります


道ばたの小さな野の花が何と可愛いことか・・・1日が無事に過ごせた事

 

そして雨露がしのげるalbergue(巡礼宿)で休める事、そして何らかを食せた事が

なんと素晴らしい事なのかと感じずにはおられませんでした。

感謝、感謝の毎日でした。

 

もし皆さんが、この道を歩かれる計画が有るなら大賛成です
 結論から言うと若い女性でも本当に安全な道です
6月、7月ならだいたい1日に40人から50人の巡礼者が歩いていますし
若いヨーロッパの女性も多く歩いています


地図は全く不要です。900km間、どんな山道でも何十mおきに黄色の大きな
矢印のペイントがあちこちに必ず書いて有ります

その矢印をみる度に、どれだ け心強かった事か・・・・  


 

サンチアゴまでの各地albergue(巡礼宿)の場所や巡礼道のルートetc・・
私はこの旅を始めるのに何の資料も入手出来ませんでした

 

最初の巡礼1週間は手探り状態、その上に(これが一番大事なことですが)英語、
 ペイン語がダメ!!!! no hablo espanol! tampoco hablo ingles!
pero hablo japones muy bien!  彼らは oh!japones dificil!

 



巡礼路のスタンプ

 

だけど言葉が話せても心が触れ合わない旅も有りますが、私は言葉が話せなくても

いつもお互いが暖かい心の触れ合いが出来た旅であったと思っています。

 

 

 

** 次ページからは私の2か月間の巡礼旅日誌


40日間900km全行程写真600枚が自動再生で見られます


 

 

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