心の風景を巡って 学生時代 大学馬術部
AM 8:30 散歩道浜辺 爽やかな海 青空
楽しく そして辛く悲しい青春時代の１ページを想い出しました
少し私の６０年前の 心の風景を巡ってみます
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高校時代３年間の親友が現役で慶応義塾大学に入学
グライダー部に入部したのです
驚きました 「えっつ おまえが！」
体育会とは全く無縁と思っていた彼がグライダー部に入部したのです
一浪している私にいつも手紙でグライダーの面白さを伝えていました
私も大学入学したらグライダー部に入部して彼と競いたいと思っていたのです
その年の暮れ（６０年前）ＴＶのお昼のニュースのタイトルに
「 慶応大生グライダー墜落死 」
「まさか 彼ではないように」
次の瞬間 映像は彼の顔写真でした ・・・・ ・・・
１９歳のあまりにも早い死でした
今でも彼が存命であったら・・・ よく思います
偶然にも大学の裏山に彼が葬られた墓があり、
ことあるごとに彼に逢いに行ったものです
はやいですね 人生の６０年なんて
今も昨日のように想い出され涙してしまいます
私は大学に入学後
グライダーは諦め彼の死のショックから
なぜか考えもしなかった（高校部活動経験ナシ）馬術部に入部してしまったのです
厳しい部活訓練でした
週二日は五頭のサラブレッド種、アラブ種馬がいる厩舎での宿泊 早朝からの厩舎掃除
寝わらを引き出し陽射し乾燥 糞の処理 えさやり 諸々 そののち授業へ
それからの乗馬訓練
先日懐かしい当時（１９歳）の写真が見つかりました
鞍も装着せず 裸馬で早足 駆け足 そのうえ手綱を離し 指導先輩から怒涛
鞍を装着しない裸馬に乗るのですから馬の背骨が尻にあたり、真っ赤に腫上ります
椅子にも座れないし、夜は痛さで寝られません
訓練時 棒切れが飛んできます 馬が驚き立ち上がる 落馬してしまいます
先輩たちは私たち新入部員を落馬させるために号令をかけるのです
いまの時代なら大変なことでしょうね 暴力事件で先輩たちは退学
おかげで落馬の恐怖は無くなっていました
低い障害飛越でも馬は急に止まります
簡単に２ｍほどは前方に放り出されてしまうのです
一度 救急車で運ばれたことがあります
駆け足でスピードが出ている時 馬の前足がくねり前方に放り出され
馬が一回転して私の上に被さってきました 気が付いたのは救急車の中
初めて恋をした女学院高校２年の彼女が見舞いに来てくれたのも この時
この時代の想い出は尽きません
馬術からはなれて３０年以上過ぎたある日
長女が初めて彼氏を自宅に連れてきたのです
まったくなにも聞かされていない彼との初対面
彼はＪＲＡ（日本競馬協会）の騎手だったのです
娘を小学、中学時代に旅行先の乗馬クラブで馬に乗せたことは度々ありました
そのためではないでしょうが 何か私は運命を感じました
娘の結婚後は京都の淀競馬場や阪神競馬場に応援に良く行ったものです
どれだけ彼の発走レースに興奮して応援したことか
G1レース「桜花賞」一番人気馬騎乗 息が止まるほどの興奮を感じ
彼は私に 忘れられない多くの想い出を与えてくれました
大切な思い出の写真一枚 孫と一緒に
九州の小倉競馬場に開催期間に旅を兼ねて行ったり
九州の温泉場に一緒に行き、彼と一緒に乗馬クラブで乗り回したこともよくありました
前が彼 後ろの白馬騎乗が私（50歳後半だったかな）
２０年ほど前の写真ですが
現役のJRA騎手と義理父子として二人だけのギャロップ駆け足
懐かしく楽しい心の風景の想い出巡りです
私と馬に関わる 心の風景を巡って 想い出は尽きません
また次の機会に
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