こころの風景「世界一貧しい大統領」引退表明 | 南 の 島 か ら の 日 誌

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「世界一貧しい大統領」引退表明  南米ウルグアイのホセ・ムヒカ氏

 

 

「貧乏な人とは無限の欲があり、いくらモノがあっても満足しない人のことだ」

 

私の好きな日本の言葉でいうと 

「足るを知る」  「老いてなお足るを知らず」

 

 

 【サンパウロ共同】  2020.10.22

「世界一貧しい大統領」として知られる

南米ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカ上院議員(85)が

 10月20日 政界からの引退を表明した。

高齢であることや病気が理由。 現地メディアが報じた。

 

 ムヒカ氏はこの日議会で演説、

慢性的な免疫系の持病があるとして新型コロナウイルスの流行が引退の一つの理由だと述べた。

「議員の仕事は人と話し、どこへでも足を運ぶことだ」として、

感染の恐れからできなくなったとした。

 ムヒカ氏は2010~15年に大統領を務めた。  清貧な生活ぶりが日本でも人気となった。

極左ゲリラ組織のメンバーとして誘拐などに関与、投獄された過去もある。

 

 

世界で一番貧しい大統領と呼ばれたウルグアイのホセ・ムヒカさんは

 

「政治家は世の中の大半の国民と同程度の生活をすべきだ」と言っていた

給与の9割を寄付し、残り約12万円で暮らした 心の豊かな人である

  

米国には所得税を10年間も納めない「不動産王」がいる

それは トランプ米大統領

当選した2016年と翌年は8万円だけ納税しているらしい

 

大陸の北と南で、トップの暮らしぶりや考え方の何と対照的なこと

米国から世界で一番「心の」貧しい大統領を出すとは思わなかったでしょう

 

 

 

8年前のブログです  読んでみてください

*****  2016.5.9 ブログ RERUN  *****

 

世界一貧しい大統領

 

過日 ウルグアイ ムヒカ前大統領は 

 

日本を訪れ若者たちに話しかけてくれました

 

画像

 

ムヒカ前大統領は自分の哲学を自らの生き様にも反映させ

大統領時代もずっと公邸には住まず

首都モンテビデオ郊外の質素な農場に妻と住んで菊を栽培

また運転手付きの公用車に乗る代わりに中古のフォルクスワーゲン・ゴルフを愛車とし

飛行機移動にはエコノミークラスを使っていました

 

さらには大統領報酬の90%程度を貧しい人々や零細企業向けのチャリティに寄付して

自身は月に1000ドル程度で生活するという徹底ぶり

 

 

 

 

いまマスコミを賑わしている 東京都知事 舛添さん

舛添知事は今月の米国訪問時に

航空機はファーストクラスを利用して往復約225万円

ホテルはスイートルームを利用するなどで宿泊費が

5泊で約73万円にのぼったとして批判を受けている

 

 

 

 

昨年10月27日から7日間の日程で、パリとロンドンへ出張

総勢20人の“大名旅行”で、舛添知事はファーストクラスを利用し

最高級ホテルのスイートルームに宿泊した

 

香港の記者から突っ込まれた舛添知事は、

言うに事欠いて

「香港のトップが二流のビジネスホテルに泊まりますか。 恥ずかしいでしょう」

などと強弁してみせた

 

舛添知事には ムヒカ前大統領の姿が恥ずかしく見えるのでしょうか

私には 「あなたの方が恥ずかしい」 とため息をつきたくなる言葉です

 

 

 

 

 

舛添知事は昨年4月から約1年間で計48回、計算するとほとんど毎週末

公務後などに公用車で神奈川県湯河原町にある別荘に行き来していたようです

 

舛添さんは知事以前はこのような政治トップリーダーの姿勢には批判的だったはず

このままでは「世界一裕福な知事」と言われてしまうのでは

 

 

 

 

ムヒカ前大統領は「世界一貧しい大統領」と呼ばれるようになりますが、

ムヒカ前大統領に言わせると

 

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、

 

無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

 

誰かさんのようにエリートの道を歩んできたのとは違い

彼の言葉に説得力があるのは 彼の経歴にあると私は思います

 

ムヒカ大統領は1935年生まれの81歳

貧困家庭に生まれ、家畜の世話や花売りなどで家計を助けながら育った

1960年代に入って都市ゲリラ組織「ツパマロス」に加入

1972年に逮捕された際には、軍事政権が終わるまで13年近く収監された

 

 

 

 

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、

無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

 

日本で知られている言葉

「足るを知る」 「老いて未だ足るを知らず」 と同じ意味するのでしょう

わたしの好きな言葉です 

この歳になってつくづく日々感じる言葉となってしまいました

 

 

 

 

幸せと物と時間、本当のリーダー

 

ムヒカ前大統領が日本人について語った中で興味深いことがあります。

それは幸せと物と時間についての部分。

 

幸せとは物を買うことと勘違いしているからだよ

幸せは人間のように命あるものからしかもらえないんだよ

 

物は幸せにしてくれない

幸せにしてくれるのは生き物なんだ

 

 

 

無駄遣いしたりいろんな物を買い込むのが好きじゃないんだ

その方が時間が残ると思うから     もっと自由だからだよ

 

なぜ、自由か?

 

あまり消費しないことで大量に購入した物の支払いに追われ

必死に仕事をする必要がないからさ

 

 

根本的な問題は君が何かを買うとき

お金で買っているわけではないということさ

 

そのお金を得るために使った 『 時間 』 で買っているんだよ

 

請求書やクレジットカードローンなどを支払うために働く必要があるのなら

それは自由ではないんだ

 

 

君のように若い人は

恋するための時間が必要なんだ

 

子どもができたら、子どもと過ごす時間が必要だし

友達がいたら友達と過ごす時間が必要なんだ

 

働いて、働いて、働いて、職場との往復を続けていたら

いつの間にか老人になって、唯一できたことは請求書を支払うこと

 

若さを奪われてはいけないよ

ちょっとずつ使いなさい

そう、まるで素晴らしいものを味わうように、生きることにまっしぐらに

 

 

ムヒカ前大統領が言う「時間」とは何でしょうか?

それは他ならぬ私たち自身が生きているこの時間のこと

「人生」と呼び変えてもいいでしょう

 

あなたがお金を得るために働いている「時間」は

まさにあなたの「人生」そのものです

 

 

 

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