心の風景を巡って フィジー 仕事で10日間滞在  | 南 の 島 か ら の 日 誌

南 の 島 か ら の 日 誌

  サトウキビ畑の中 ポツンと一軒家
  満天の星空 リッキーと私だけです 

庭で収穫した南国果樹をひとつでも食したいと思って 達成‼
バナナ パパイア パイナップル マンゴ アボガド アセロラ
パッションフルーツ シークワーサー  ドラゴンフルーツ 

 
( 台風15号が南の島に向かっています
中心気圧940hpa 瞬間最大風速65m 22日23日暴風園に入る  
屋根上の太陽パネル6枚 ビニールハウスの屋根取り外し
バナナ パパイアの大きな葉を切り落とし 私は明日安全な家屋に避難 台風準備完了 )







2002年7月12日  仕事でフィジー10日間滞在


えっ  フィジーで衛星設備装置設置を  !          フィジーから電話があり         即答でOK

2.4m径パラボラアンテナ設置調整工事には最小あとひとりの手伝いが必要になります

さて・・ 誰にしようか   思いついた友人に電話したのです



彼は15年来の大事な友人 大学で物理学を教えています
南極基地にも3か月間 電離層研究で越冬経験もあります

私より20歳近く若いのですが趣味興味が合う友人なんです
このフィジー南太平洋大学での衛星設備設置仕事を英語堪能な彼が手伝ってくれました

その大きな理由は彼の楽しみは海外ひとり旅 この時点ですでに110か国を訪ねていました
フィジーがまだだったのです 1か国稼げるし旅費がいらない そのうえ
ニュージランドもまだ・・・ アフリカ、南米、中東、アジアが主で・・・

このフィジー行きはニュージランド航空を使用 そうですオークランド経由フィジー行なんです
彼は喜んで私の仕事の手伝を了解してくれました  バイト料も少し入るので・・・(笑)
ただ大学講義の都合で4日間で帰国 あとの1週間は私ひとりになりました

実はこれが恐怖   フィジーは経験豊富な彼でも怖がる国だったのです


フィジーの位置     

 

名古屋空港 ー 13時間 ー ニュージランド オークランド国際空港  
ー 3時間 ー フィジー ナンディー国際空港 ー 4時間バス ー スバ(首都)

目的地まで これだけの時間が・・・・・・・
 

 
窓ガラスもないオンボロ満員バスで4時間
首都スパに着いてすぐに恐怖が始まりました

夕方 バス停を降りて二人で歩いていると背中のリュックに異常
振り返ると二人の男がリュックに手を入れているのだ
瞬間 「わああ!」 と叫んで思いっきり走った
まだ明るい時間に  ・・・・ 怖い

 
 
    
  
 
  
そして   まだ明るいうちに泊まり宿を探そうと丘を少し登ると
ちっちゃな宿が ・・・・ フロントに行くと  

信じられないことが  ホテルマンが赤軍派のようにタオルで覆面をしている  えっつ!
逃げよう と思ったら 声をかけてきた 「ここは危ないから隣のホテルに行け」

それが写真のホテル 建物の周囲 3mもあるフェンス 門すらも3mフェンス
「わあ ここも怖い」   寝られぬ夜でした  1泊 二人で2000円



    

フィジー南太平洋大学校内敷地  

  地球36000km上空には世界中の数多い放送衛星が静止しています
世界中どこにいても世界の放送を直接見ることができます

ロシア、アメリカ、アフリカ、南米、ヨーロッパ、アジア各国(北朝鮮までも)
15年ほど前はほとんど世界中のテレビ放送が直接無料で見られたのです
その受信設備を設計受信装置を設置
20年ほど前は国内では競合相手がないという職種でした
  



パロボラアンテナ径1m~4m径を各大学研究所、大企業研究所に設置

時々はこのような海外でのNHK国際放送受信設備装置設置もあったのです

ここフィジーの大学では日本のNHK国際放送を受像します

  
  
二日目の夜からは大学指定のホテル
プール付き ダイニングキッチン付き 夕陽が綺麗なホテルでした
このホテルで 6泊
 

 

 

 



  
  


4日目に友人が帰国してしまいました やはりひとりは寂しい

(彼は韓国の田舎温泉巡りも好きなので何回か案内してくれました
楽しい面白い話が数多くあります 近々ブログで)



    


このように大型アンテナを各大学研究所に設置して外国衛星テレビを受信できるように
機器を10教室ほどに分配配線をする (仕事参考 2001年)
 

     
  
 
  
 

   
 

 この大学の担当教授が毎夜食事に誘ってくれましたが
どんな小さなレストランでも玄関には体格がっしりのガードマンが二人立っています
いつも落ち着かない食事でした

誤解の無いように言っておきますが、新婚旅行客などが行くビーチリゾート
(ナンディーやシンガトカの近くにある)は市内から遠く離れたところにあり
、しかも24時間、厳重に警備されているので極めて安全です
だから、ツアーでフィジーを訪れる分には、治安の問題は全く無し

問題なのは、個人で、スバやナンディーその他の町を訪れる場合です
その場合には、安全に細心の注意を払う必要があります

フィジー在住の邦人に聞いてみるとスバ市内で、先週だけでも白昼日本人が強盗にやられて
有り金全部取られる事件が3件も発生したらしい。しかも、その3人と言うのが3人とも
通りすがりの旅行者ではなく、スバの状況を良く知っている在住者

わずか30人しかいない日本人在住者が1週間に3人も強盗に襲われるとは、
これは尋常の治安状況ではない

(これは 2002年当時の状況です)







今日でフィジーでの仕事が終わりました

明日からは私の自由時間  さあ 1週間ほど ぶらり旅
まずこの恐ろしいスバを脱出 
ナンディー国際空港の近くのリゾート地でゆっくり

窓ガラスなしのオンボロバス満員で4時間の苦行
やっとナンディー近くのバス停に到着

フィジーではひとり歩くのは危険! たとえ100m歩くのでも先ずはタクシーに乗れ
タクシーのドライバーに「安く泊まれて安全なリゾート地 頼む」
あとはドライバーまかせ


到着したフロントへ 「ドミトリー8人部屋なら1泊1500円ほど」
案内されて感激  これこそ フィジー宿 (写真を)

 



フィジーでの休暇 
ツアーでのナンディー豪華旅ならまだしも個人での旅はお勧めしません

フィジーの海も豪華ホテルのプライベートビーチなら
白砂を運び込んで綺麗なビーチにしてあります
それもホテル敷地周囲はフェンスで囲まれ・・・
だけど管理されていないビーチは ダメ

現在私の住むこの南の島の海辺はどこもサンゴの白砂
青く澄んだエメラルドグリーンの海
この世で一番最高に綺麗な海・・・・と私は思う

 

 

 

 

 


高級リゾート地ではありませんが数人の警備員が24時間警備しています

ドミトリー8人 2段ベッドですが1泊1500円ほど 快適です

 

 

 

 

 

 このドミトリー8人部屋 2段ベッド4つ  

同部屋の泊り客はフランスから来た 賑やかな若者4人
  
楽しい2泊の宿でした


 

 
 

 

 

 

 


 私はまだこの時 
いま現在住むこの南の島の真っ白な砂浜、
青く透き通ったエメラルドグリーンの海を知らなかった

いまなら言える いま住んでいるこの南の島は何処よりも綺麗 最高
 

 

 

 

 

 

 夜空が最高 満点の星 

真上の南十字星を眺め南国フィージー気分を 満喫


  
   


ナンディー空港出国チェックで機内持ち込み荷物が検査にかかる
手荷物の中に衛星設置の測定器があった
どうも時限爆弾と思われたよう・・・・ 別室に移され 結局2時間も検査
言葉の不都合を感じた時でした





帰路 ニュージランドで休息


フィジー ナンディー空港から ニュージランド オークランド空港

 とりあえずメイン道路から外れた小さなホテルを探して


    


宿泊代は覚えていませんが安価で綺麗な部屋
オークランド空港に近かったので帰国の夜にも宿泊予約
大きな荷物はフロントにしばらく数日間預かってもらう

 
  
  
オークランド スカイタワー
1997年完成 328m  完成5年後に訪れました

   

スカイジャンプ(SKY JUMP)
192mの高さから時速約85kmで約14秒落下し、
着陸直前の数メートル前で速度を落とし着陸するアトラクション

 

 


   
  


   
  

オークランド街なか散策


   



私はいつも都市は落ち着きません 予定していなかった小さな島へ
オークランドの港から小さな船で



  
 





  ニュージーランド、オークランドからフェリーで35分のところにある

ワイヘキ島(Waiheke Island) 美しいビーチとブドウ畑やワイナリーが点在する島


 
 

  
 
島の船着き場で珍しく若い日本人女性に会う
彼女はこの島で数日滞在してオークランドに戻るところだった
彼女の宿泊したゲストハウスを聞いておく





  
 
  
  
この船着き場近くに 乗馬で海辺散策できるのです
私は学生時代馬術部に所属経験があるので
旅先々で機会あるたび 乗馬を楽しんできました


   


  
  
ニュージランド離島での海辺乗馬はいい思い出になりました

 

 


 

  

  

  「オークランドの宝石」と呼ばれるワイヘキ島は、ハウラキ湾に浮かぶ美しい島です。
オークランドの中心からフェリーで35分離れただけとは思えないほど、
のどかな雰囲気に満ちていて、心なしか陽射しもよりきらめいて感じられます。

   
 

 


約8000人の人が暮す島内には、20ものワイナリーがあり
、あちこちにブドウ畑やオリーブ畑が広がっています


 

 


  

    
  
船着き場から歩20分  綺麗で可愛いゲストハウス
屋根窓があり星が見られた

 

   


若いオーナーと仲良くなり のんびり3泊してしまった
 

 

 

   
  

  

   
 
 実際、ワイヘキ島はオークランド市内より若干暖かく、日照時間も長いため、
ブドウやオリーブの栽培に適しているのだとか。
 

  

 
  

   


さて10日間以上の仕事旅も終わり

帰国の途に