主宰クーデター計画 -5ページ目

背中が痛い

どうしようもなく痛い。


厳密に言うと、右の脇腹と背中の間である。

どんどんひどくなっている。公演が終わってからずっと続いている。

最近はたまに立つのが辛いくらいひどくなってしまった。


気付けば腰も悪くなってしまった。


整体に行く時間も合わず、苦しんでいる。


と、同時に滑舌がビックリするくらい悪くなっている。

仕事場で「ありがとうございました」が言えない。

「ありありがとうございました」となる。


いよいよ来週から「うどん屋」の稽古が始まる。


ちゃんと読み合わせ出来るのか、不安で仕方ない。

帰り道

仕事が終わり、会社を出る。

同じビルから出た女性に追い抜かされた。


先を歩く女性。

前から小さな子供が走ってくる。


抱き寄せる女性を横目に追い抜かしながら考えた。

子供が一人で。もう辺りは暗いというのに。

一人で待っていたのだろう・・・っと歩きながら考えた瞬間、視界の端に男の影が。


花束を持っていた。

男と目が合うと、男は恥ずかしそうに下を向く。


通り過ぎ歩きながら、背後で女性の驚く声がした。


一体、何のお祝いだったのかは分からない。

そんなことはどうでもいい。


またキュンとなった。


と、同時にこれ、案外使えるなとも思った。

運命

1本の電話が入る。女性からの電話。

住所を変更するための書面の記入の仕方が分からないという。


本人確認という自分の契約内容クイズのような作業をすれば、変更できるのに。

以前の応対した履歴を見る。


自分の名前があった。

私か、応対してたの。何でこういう手続きを取らせてたのか、全く記憶にない。

可哀そうに。

私が変えてあげることにした。


変更を承り、電話を切る。

住所を変更し処理をした。

次の電話を取る。


別の窓口からの転送だった。

情報を聞き取り、名前を確認する。


またあんたか。


電話をかわると、電話口の向こうの女性は私の声を聞いて、明らかに恥ずかしそうだった。


先ほどはどうも。


お互い照れる。

少し運命を感じキュンとなった。



1時間41分36秒

昨日、かかってきた電話で話した時間。


いくらお客様とはいえ、見ず知らずの男とよもやこんなにも長く話すことになるとは。

私、基本的には知らない人とは話ができません。

ってか、間が持ちません。

何を話していいか分からないからです。


仕事だからでしょうか。

仕事ってすげー。


最後仲良くなってたもの。



いつのまにまに

GGの役者のブログでは、渡辺と嶌田が交換日記をおっぱじめていやがる。


一体全体どうしてこうして始まったのか。

経緯が知りたくてたまらない。

こっそり2人の会話を盗み聞きしたい。


ただ面白いのは福田さんのコメントである。

一番おいしい思いをするのは福田さんではないだろうか。

2人には早く気付いてほしい。

福田さんにダシにされていることを。

エリザベス


エリザベス.jpg




ひょんなことから父に連れられ競馬に。

初めての競馬。


この前のお芝居で競馬の話も入っていましたが、実は全く知りません。


まさかこの年になって、父親と2人で出かけるとは思ってもみなかった。なぜ私を誘ったのだろうか。

行きの電車の中ではほとんど喋らず。

馬券の買い方から、オッズの見方、馬の調子の良し悪しまで色々と教えてもらいながら、競馬を静かに楽しんだ。



なぜかふと子供の頃のキャッチボールを思い出した。



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しっかし競馬場。広いやね。


あの場所にあんなにもの人間集まるもんなのかとビビった。

第11レースには少し地響きが起こってた。





さてさて、問題の結果であるが。


お互いさっぱり。

かすりもせず、2人肩を落として家路についた。


こういう時は万馬券とか当たるんじゃないのか。

ビギナーズ・ラックって何だ。



事件

職場に1本の電話が入る。


女性からの電話。料金の明細を再発行してほしいという。

何故か。

番号が分からないから。

料金明細を取り寄せて番号を確認して契約を解約したいという。


おかしな話だ。


何故契約している人間の知らない番号の電話を持つのか。


何故、自分が番号を知らない電話を持っているのか。

誰が利用しているのか。


訳が分からない。

ので、聞いてみたが、もっと訳の分からないことをおっしゃった。


「近所の○○党員が使ってます」


この人は何故、他人の電話料金を支払っているのか。


さらに続ける。


「私が仕事に行っている間に勝手にパソコンも使っているんです」


誰が?


「近所の○○党員です」


何故?


「さあ」


分からない。あなたに分からないものは私にも分からない。


どういう関係の方なのですか?


彼女が言うには、○○党員の方は知り合いで、子供はよく遊びにくるそうだ。休日にはその両親もやってくる。○○党員の家族がやってくる。

怒りもせず困っている風でもなく、淡々と語っていく女性。


「小額なら支払ってもいいんですけどねえ」


払うんですか?


「ええ、でもさすがに段々と高額になってきたので」


それで解約を。


「ええ」


金額の問題なのだろうか。

元々は父が利用していたのだそうだが、いつのまにか紛失してしまい、誰が利用しているか分からないという。

分からない? のに、何故○○党員が出てくるのだろうか。


「一人暮らしなんです」


で?


「でも夕方仕事から帰ると、パソコンをしているんです」


誰が?


「○○党員の人です」


出た、○○党員。

彼らは自分の電話の契約内容も勝手に変更し、家からは時々物がなくなるという。すでにパソコンが14度盗まれたらしい。1997年から始まっているらしく、警察や弁護士にも相談しているらしい。


「もうウンザリ・・・」


棒読みで言われても。なんと気持ちの籠っていないウンザリか。こんなウンザリ初めて聞いた。


1時間ほど電話で話を伺い、結局のところ何も分からなかった。

この女性は何の事件に巻き込まれているのだろうか。


サバイバル


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住之江でサバイバルゲーム。


仕事場のメンバーで月に一度行われるサバゲ。

要するに銃で撃ち合い。

銃で相手を倒して生き残った人間が勝ちというゲーム。

もちろん本物の銃だと死んでしまうんでBB弾で。


30分の講習を受けて、いざスタート。

オフィスの中での1ゲーム目。

向こうから飛んでくる弾にビビって全く机から出られない。

そうこうしているうちに、フトモモを打ち抜かれる。

イタイイタイ。


1発も撃たないまま、ゲーム終了。


これが戦場なら確実に死んでいた。


2階には3階建ての倉庫があり、そこでも撃ち合いができる。

一日、そこで殺し合いのゲームをやってみて、ブルース・ウィルスは凄いなと思った。一人でやっつけるから。

ま、映画だからだけども。

ブルース・ウィルスもきっとここでは撃ち殺されるけども。


日本という安全な国で生ぬるい人生を送っているのだと、感じた一日でした。

戦争、反対。


ビーフシチューと

ハヤシライスとハッシュドビーフはどう違うのかが気になる。


顔合わせ

1月の客演の顔合わせがある。


今はまだ10月。

稽古は12月。


3人芝居で、すでに脚本は上がっている。

もうすでに逃げ道はなくなっている。


さらに、以前リーディングでやったもので、そのうち2人の役者さんはそのリーディングで読んでいたという。

3人中2人ということは、つまり、私だけが全く初めてなのではないだろうか。

そして、全ての役者さんにも初めてお会いする。


作・演出の胡桃沢さんも本番後少しお話しただけで、ちゃんと話すのは初めてだった。

もっとガリガリの人だと思っていた。メガネを掛けてるって想像は当たってた。

が、まさかタージンみたいなメガネを掛けているとは思いもしなかった。

フレーム黄色だ。

目が大きい。タージンが料理を食べて美味いという時の目によくなる。

その眼で真面目に作品の想いを語る。

真面目な人だった。きっと真面目だ。物凄くいい意味で真面目な人だった。

こりゃ下手なことはできない。


しかも、精神科のお医者さんらしい。

セリフを覚えていないとかすぐにバレそうだ。


まだ本番3か月前だというのに、あっという間に外堀が埋まっている。


舞台監督の塚本さんはすでに脚本が面白いと言う。

おいおい、それに本番面白くなかったら、どうなんだ。


共演者のやのさんは作品について役の関係性がどうだとか録音機がどうとか言っていた。

とりあえず分かったような顔して頷いて聞いていた。


すでにチケットも売れているそうだ。



顔合わせ。これも演出の作戦か。

すでに稽古は始まっているのか。戦いは始まっているのか。

稽古も始まっていないのに追いつめられるとは。


とりあえず家に帰って台本を開いてみることにした。