怪談サークル とうもろこしの会 -351ページ目

僕は怖い 2009年3月5日


「病院の木」

「鼠」

「窓の顔」


更新しました。







きのこ綜合センター





キノコ好きな僕なので、静岡県は修善寺にある、きのこ綜合センターという所に見学に行った。

修善寺の温泉街から少し離れたところにある、年中無休の施設だという。もしかしたら、世界中のキノコを綜合的に紹介してくれるアミューズメントパークなのかもしれない。

修善寺温泉から梅林を目指して進むと、左手に茶色い建物が見える。それが、きのこ綜合センターだ。















とうもろこしの会


内部では、キノコに関する様々な情報を知ることが出来る。


とうもろこしの会



焚き火の跡にキノコが生えてビックリした話や、ある民家の床が成長したキノコに持ち上げられてビックリした話などなど、耳よりなキノコニュースが満載だ。各種キノコの1分の1フィギュアを見ることも出来るが、つい数ヶ月前に上野科学博物館の「菌類のふしぎ展」に行っており、そこで数え切れないほどのキノコの剥製を見てしまっているので、インパクトは薄い。

そして定番の毒きのこの見分け方。「ウソ・迷信が多いから気をつけよう!」という文言とともに、ウソ・迷信の見分け方を紹介されていた。「茎が縦に裂けると食べられる」は迷信、「樹の根元に生えていると大丈夫」はウソ、「派手な色をしていると毒キノコ」もウソで、「塩漬けにすれば毒が抜ける」は迷信らしい。ウソと迷信とを分けるボーダーが、いまいち掴めなかった。

そして静岡という土地柄だろうか、全体的にシイタケに関する紹介が多い。シイタケを模した人形アートや、シイタケの栽培の仕方、シイタケの苗木の積み方、栽培されたシイタケを盗むのは犯罪です!などなど。小学1年の頃にシイタケ栽培が趣味だった僕にはいいが、全体としてあまり万人にキャッチーな情報とは言えないだろう。

そんなこんなするうちに、15分ほどで見学が終了してしまう。スタッフ専用の場所が多く、実際には外観の半分ほどの広さしかないのだ。こんなもんかと思っていたら、二階へと続く階段を発見した。まあついでだし、と昇ってみた。

ここでズバリ言う。

静岡県きのこ綜合センターに見学に行って、二階を見ない手はない。

ここで展示されているのは、なんとシイタケを使った創作料理の数々だ。思うさまシイタケを工夫した各種アイデア料理のろう細工が、ろう細工なのになぜかラップをかけられて並べられている。キノコ好きの僕でも見たことのないタイプの展示である。

特に良かったのはこの二つ



とうもろこしの会-亀の子ハンバーグ

亀の子ハンバーグ



とうもろこしの会

もこもこきのこ



もこもこきのこは、強烈な見た目とネーミングセンスもさることながら、丸ごとのシイタケを爪楊枝で立たせるという発想がキラリ光っている。

これ以上に食べにくそうなシイタケ料理を知っている人は、ぜひ僕のところまで教えていただきたい。






















蟹屋



特に何もいいことが起きないので、テンションを上げようと蟹を食べてみることにした。

タカアシガニという幅が広いカニがいるらしく、それを食べさせる有名な店に行く。

割かしな出費ではあったが、確かに美味くはあった。


そして帰りがけ、店の廊下に飾ってある写真の中の一つに、ふと目がいった。

中年の男性が店の前に立っている写真。

自分がよく知っている人なのに、同時に全く見たこともないような。

そんな奇妙にねじけた感覚をおぼえる写真だった。

気になって、その写真の男の目を覗き込んでみた瞬間。

ああ!ああ!と叫んでしまった。

どうりで!この異常な違和感は、これか!




初めて見たよ、こんなラフなタモリ。









 

 
とうもろこしの会-tamori2



 

とうもろこしの会











しかし、微妙にイメージを崩さない遠慮をしているのだろうか。

他の芸能人の写真には名前が添えられていたが、これだけは無記名だった。

そして僕はというと確かに、蟹屋に入ってテンションを上げることは出来たのだった。