去年の夏に日本へ帰国したY子姉さんに、オススメとして教えてもらってたのに、
ずーっと挑戦できないままだった、Macy'sの中にある、Cooking School「De Gustibus 」。
ようやく申し込み、初体験!!
今日は、「Gramercy Tavern」のシェフMichel Anthony氏のデモンストレーション。
NYのレストランのシェフ達が、教えてくれる料理教室なのです。
3月には、ジャック・トレス氏のチョコレート講座もあったんだよね。。。。。
いざ、Macy’sへ。
この学校、Macy'sの8階。
従業員食堂の横に、ひっそりとありました。
時間どおりにいくと、すでに長蛇の列・・・予約制だけど、席は先着順なのです。
75人程度の席は、今日は満席御礼。アメリカ人の老若男女方々でいっぱい。
席は、このようにセットアップされております。
試食へのやる気が満々になるー。
レシピも配られて、俄然やる気に。
今日のシェフ、Gramercy Tavern のMichael Anthony氏。
オハイオ州出身で、大学出て、東京にしばし留学した時に料理に目覚め、
パリで修業、その後、Blue Hill → Daniel Boulud → Gramercy Tavernのシェフ。という経歴の持ち主。
授業の中では・・・・日本の食文化に自分がどれだけinspireされたか・・・そんな話がたくさんあったよ。
授業が始まると、さっそく・・・ティタンジェ(Taittinger)のシャンペンが配られ。
え?ワインまで付いてるの???って嬉しいびっくり。
シェフの講義を聞きながら、そのメニューが各自に配られるのです。
(裏方で、お弟子さん3人が一生懸命75人分作ってる。)
アミューズから始まり。
「Sunchoke and Lonza Salad」
サン・チョークって野菜、初めて食べた。
オレンジの香りたっぷりのソース、ドレッシングが爽やかでした。
続いて、「Ramp」という、タマネギの親戚の野菜。
こんな風に、素材も見られるように、回してくれるのです。
「Grilled Ramp and Crab Omelette」
卵に、カニの身と、Rampが巻いてある・・・。
「ジャパニーズ・オムレツにInspireされたんだ。
日本では、卵をこんな風に薄く焼いて、さらにくるくる巻いて、素晴らしい形に作り上げる。
みなさんも日本に行くことがあったら、京都のニシキ・マーケットに是非行ってみてください。
卵焼きもたくさん並んでいて、日本の食が楽しめる素晴らしい場所です。」
と、シェフ。
この(↓)卵焼きにも、「白だし」を入れてたー。
次は、シャルドネーが配られて。
お魚へ。
「Pan Roasted Halibut、Marinated Red Cabbage and Yougurt Hazelnut Sauce」
レッドキャベツのマリネの上に、お魚。
「アメリカでは、みなさん、魚にたくさん塩こしょうして、フライパンにたくさん油やバターを乗せて焼きますよね?僕のママもそうでした。だけど、日本やフランスで、もっと素材を活かす食べ方を経験して、考え方が変わったんです。みなさん、是非、ほんの少しの量でやってみてください。素材の美味しさをもっと感じられますよ。」
ふむふむ、メモメモのアメリカ人達。(なんだか微笑ましい・・・)
ワインは、赤・カベルネソービニヨンが配られ。
メインはラム。「Duo of Lamb Shoulder and Rack Fork Crushed Fingerling Potatos」
このラムの美味しさったら。柔らかくて、ジューシー。
久しぶりに、「ほっぺがおちそう」って言葉が頭に浮かんだ。(笑)
食べた生徒達、大拍手&ブラボーの喝采。
(ホントに明るくて楽しい生徒達。NYの食道楽(Foodies)達)だろうね。)
最後はデザートまで。
ルパーブのジャムと、ラベンダーアイス、ビスケット。
そんなわけで、17:30-20:00の2時間半。
先生シェフの料理を見ながら、話を聞きながら、
食べて飲んで、とっても楽しいひと時を過ごしたのでした。
生徒達の質問もとっても活発で、
「どうしてシェフになったの?」「お母さんは料理上手だったの?」みたいな質問から、
調理法、今のレストランでのメニューの決め方などなど、
たくさんの話を聞けて、笑って。
ここ、とっても面白いー!!
大満足の授業でした。
最後、シェフに「ありがとう、たのしかった!」って言いに行ったのだけど、
彼は日本語もマスター済。
ちょっとの間、日本語で話することになり・・・・さらに私、ニコニコ。
愛用の包丁も、ぜんぶ日本のものなんだって。
そして・・・・最後に、さらに嬉しいびっくりが。
前の席に素敵な御夫婦が座ってて、たまたま途中トイレに抜けだしたとき奥様と一緒になりまして。
ちょこちょこ話をしました。もう4年以上ここに定期的に通ってるんだとか・・・。
その方から帰り際、呼びとめられ。
名刺を渡されて、「これからもよろしくね。メールしてね。」と。
その方・・・・・アメリカを代表するワイナリーの東海岸セールス代表。だった。
私が、先日わざわざ一人でレンタカーして行った、あの、「O」がつくワイナリーだよ。
帰り道、思わずスキップしてしまったのは、言うまでもありません。。。
いろんなところに、思いがけない出会いは転がっているもの。なのね。
Anyway、また行ってみよう、この料理教室。
Y子姉さん、教えてくれて本当にありがとうございます!!