NYシェフの料理教室へー。- Macy'sの「De Gustibus」 | My Diary @ New York

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2007年5月~2009年6月までNYで過ごした私の気ままな日記ブログ。

去年の夏に日本へ帰国したY子姉さんに、オススメとして教えてもらってたのに、

ずーっと挑戦できないままだった、Macy'sの中にある、Cooking School「De Gustibus 」。


ようやく申し込み、初体験!!

今日は、「Gramercy Tavern」のシェフMichel Anthony氏のデモンストレーション。

NYのレストランのシェフ達が、教えてくれる料理教室なのです。


3月には、ジャック・トレス氏のチョコレート講座もあったんだよね。。。。。


いざ、Macy’sへ。



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この学校、Macy'sの8階。

従業員食堂の横に、ひっそりとありました。


時間どおりにいくと、すでに長蛇の列・・・予約制だけど、席は先着順なのです。

75人程度の席は、今日は満席御礼。アメリカ人の老若男女方々でいっぱい。



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席は、このようにセットアップされております。

試食へのやる気が満々になるー。



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レシピも配られて、俄然やる気に。



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今日のシェフ、Gramercy Tavern のMichael Anthony氏。

オハイオ州出身で、大学出て、東京にしばし留学した時に料理に目覚め、

パリで修業、その後、Blue Hill → Daniel Boulud → Gramercy Tavernのシェフ。という経歴の持ち主。


授業の中では・・・・日本の食文化に自分がどれだけinspireされたか・・・そんな話がたくさんあったよ。



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授業が始まると、さっそく・・・ティタンジェ(Taittinger)のシャンペンが配られ。

え?ワインまで付いてるの???って嬉しいびっくり。


シェフの講義を聞きながら、そのメニューが各自に配られるのです。

(裏方で、お弟子さん3人が一生懸命75人分作ってる。)


アミューズから始まり。



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「Sunchoke and Lonza Salad」

サン・チョークって野菜、初めて食べた。

オレンジの香りたっぷりのソース、ドレッシングが爽やかでした。



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続いて、「Ramp」という、タマネギの親戚の野菜。

こんな風に、素材も見られるように、回してくれるのです。



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「Grilled Ramp and Crab Omelette」

卵に、カニの身と、Rampが巻いてある・・・。


「ジャパニーズ・オムレツにInspireされたんだ。

日本では、卵をこんな風に薄く焼いて、さらにくるくる巻いて、素晴らしい形に作り上げる。

みなさんも日本に行くことがあったら、京都のニシキ・マーケットに是非行ってみてください。

卵焼きもたくさん並んでいて、日本の食が楽しめる素晴らしい場所です。」

と、シェフ。


この(↓)卵焼きにも、「白だし」を入れてたー。



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次は、シャルドネーが配られて。

お魚へ。


「Pan Roasted Halibut、Marinated Red Cabbage and Yougurt Hazelnut Sauce」

レッドキャベツのマリネの上に、お魚。


「アメリカでは、みなさん、魚にたくさん塩こしょうして、フライパンにたくさん油やバターを乗せて焼きますよね?僕のママもそうでした。だけど、日本やフランスで、もっと素材を活かす食べ方を経験して、考え方が変わったんです。みなさん、是非、ほんの少しの量でやってみてください。素材の美味しさをもっと感じられますよ。」


ふむふむ、メモメモのアメリカ人達。(なんだか微笑ましい・・・)



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ワインは、赤・カベルネソービニヨンが配られ。


メインはラム。「Duo of Lamb Shoulder and Rack Fork Crushed Fingerling Potatos」


このラムの美味しさったら。柔らかくて、ジューシー。

久しぶりに、「ほっぺがおちそう」って言葉が頭に浮かんだ。(笑)


食べた生徒達、大拍手&ブラボーの喝采。

(ホントに明るくて楽しい生徒達。NYの食道楽(Foodies)達)だろうね。)



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最後はデザートまで。

ルパーブのジャムと、ラベンダーアイス、ビスケット。



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そんなわけで、17:30-20:00の2時間半。

先生シェフの料理を見ながら、話を聞きながら、

食べて飲んで、とっても楽しいひと時を過ごしたのでした。


生徒達の質問もとっても活発で、

「どうしてシェフになったの?」「お母さんは料理上手だったの?」みたいな質問から、

調理法、今のレストランでのメニューの決め方などなど、

たくさんの話を聞けて、笑って。


ここ、とっても面白いー!!

大満足の授業でした。


最後、シェフに「ありがとう、たのしかった!」って言いに行ったのだけど、

彼は日本語もマスター済。

ちょっとの間、日本語で話することになり・・・・さらに私、ニコニコ。

愛用の包丁も、ぜんぶ日本のものなんだって。


そして・・・・最後に、さらに嬉しいびっくりが。

前の席に素敵な御夫婦が座ってて、たまたま途中トイレに抜けだしたとき奥様と一緒になりまして。

ちょこちょこ話をしました。もう4年以上ここに定期的に通ってるんだとか・・・。


その方から帰り際、呼びとめられ。

名刺を渡されて、「これからもよろしくね。メールしてね。」と。

その方・・・・・アメリカを代表するワイナリーの東海岸セールス代表。だった。

私が、先日わざわざ一人でレンタカーして行った、あの、「O」がつくワイナリーだよ。


帰り道、思わずスキップしてしまったのは、言うまでもありません。。。

いろんなところに、思いがけない出会いは転がっているもの。なのね。


Anyway、また行ってみよう、この料理教室。

Y子姉さん、教えてくれて本当にありがとうございます!!