最近、講座を受講された方が、残念ながら講座を楽しめなかったようです。
なぜ、この方は、講座が楽しめなかったのか、色々と考えました。
講座の募集欄には、【受講条件】ブログ読者と書いてあります。
ブログ読者という文字が読めない方に、ブログを読んでもらうのは難しいのかも知れません。
なぜ、ブログ読者という意味が、私と受講者の間に、差があるのか思考してみました。
私は5歳からずっと音楽をたしなんで来ました。
好きなアーティストがいて、ライブに参戦することもあります。
好きなアーティストのライブに行く目的は、好きな曲を生で聞きたい、生で実物を観たい、など色々とあると思います。
ライブを楽しむには、事前に曲を知っていないと、サビで一緒に合唱したり、振り付けを覚えたり、曲にノルことは難しいです。
では、どうやって事前に曲を知るのかと言うと、発売されているアルバム曲やシングル曲を、全部聞いておきます。
ライブ映像など販売していたら、それからも買って、ライブの雰囲気も学習しておきます。
そうすることで、イントロが流れた瞬間からテンションが上がって行きます。
なので、ライブでいきなり新曲を披露すると、会場全体がポカンとすることもあります。
余談ですが、アーティスト側からすると、何年も同じ曲を演奏したくありませんが、ライブで代表作的な曲を演奏しないと、後からファンの不満の声が上がるようで、それに頭を抱えるベテランアーティストも多いようです。
そういうことが自然と身に付いていたので、私が気功を習い始めた頃は、講師となる気功師の方のブログは全部読んで、関連書籍もほとんど買って読んで、準備満タンの状態で講座を受講していました。
13年くらい前の話ですが、当時、苫米地英人さんの本は、60冊ぐらい出ていたと思いますが、一日1冊ずつぐらいのペースでほとんど読んでました。
苫米地本を読んで、「気功って本当にあるんだ」ということを知ってから、2年ぐらい経って、苫米地さんが好きな人が集まるオフ会で、気功師の方がたまたまいて、そこで初めて気を流してもらって、衝撃を受けて、ずっと続けています。
私の所で扱っている、気功やヒーリングのワークに、苫米地本に書かれているもの多くあります。
ライブで例えると、事前に曲は知っていて、イントロが流れて瞬間に「あの曲が来た!」とテンションが上がるように、「本で読んだことはあるけど、そのワークが一人では出来なくて、あのワークの実践できるだ⁉」とテンションが上がるようにも講座はなっています。
ですので、私の扱っているヒーリングや気功は、苫米地理論が元にあるので、受講生の方には、苫米地さんの本はどのくらい読んでいるか聞いていますが、毎回「そんなに少ないんだ」と感じます。
生まれつき目の見えない方に空の青さを伝えるのが難しいように、前提知識がないと、気功の講座も面白さが伝えにくくなります。
もちろん、講座を受けてから興味を持つこともあると思います。
こういうことをブログを書くと、苫米地さんのどの本を読めばいいですか?という質問が来ると思いますが、興味のある本からで良いです。
学生時代に、クラスメイトから、「このバンドいいよ」と、強制的にCDを渡して来られても、興味がないと、一回聞いてすぐに返した経験がある人も多いと思います。
それと同じで、強制的に「この本を読んでから受講して下さい」というと、やらされている感が出てしまいます。
あと、受講生を観てよく思うのは、コピーがものすごい下手です。
ピアノのレッスンで言うと、ドレミファソラシドと先生が弾いたら、同じテンポと同じ運指でドレミファソラシドと弾きます。
ドレミファソラシドと弾くときは、指をくぐらす順番が決まっています。
ヒーリングも観察力がものすごく重要です。
コピーが下手くそというのは、観察力が低いです。
気功の講座で言えば、気の玉に手をくぐらせるワークがありますが、私とまったく同じように手を動かす人はいません。
目の前でお手本を見せているのに、思い思いの動きをしています。
余計な事は、あまり口に出さないようにしているのと、口調が強くならないように、何度も説明はしません。
もし、クライアントを持つようになって、クライアントが何度も同じ主訴を言うことはないです。
一度言って、話を聞いていないなら、他の先生の所に行きます。
武術の世界でも、一生に一回しか、師匠が技を見せてくれないという話があります。
私の祖父と父は建築系の職人でしたが、職人技は、背中で感じて覚えると父が言っていました。
明治、大正と、戦後間もない時代、仕事の技術が盗まれるという事は、自分の仕事がなくなるということなので、仕事を教えない、見せないというのが当たり前のようでした。
どんな風に仕事をしているのかとのぞき込むとぶっ飛ばされるので、背中合わせで仕事をしている中、背中で相手を感じて仕事を覚えて行くと言っていました。
セルフヒーリングで、自分で自分に気を流す時も、私と同じスピードで気を流す人もいません。
それでいて、よくわからないと言われても、「そうでしょうね」と答えたくなります。
自分で自分に気を流すのは、結構難しいことをやっています。
ぎりぎり気が感じられるスピードで手を動かしいます。
気が感じられないと言っている方のスピードで私がやっても、私も感じられません。
ワークの説明中に、話を最後まで聞かないでワークを始めてしまう人もいます。
日本語は語尾が重要なので、最後まで話を聞かないと、話が伝わりません。
解決策としては、他人に教えることを前提に、話を聞くと、視野が広がって注意点が見えます。
あと、ワークができているのに、それを認めない方もいます。
例えば、飲みものの味替えのワークをして、微妙ですが、味の変化があります。
ちょっとの変化が楽しめないと、気功はあまり向いていないかも知れないです。
変化が出ているのに、「それがどうした」みたいな顔をされても、私も困ります。笑
使い道を聞いて来られる方もいらっしゃいますが、自分のゴールに使って下さい。
それが、IQの問題だったり、知性の問題だったりします。
一を聞いて十を知ることができないのであれば、愚直にワークを続けて行けば、ある時閃くかもしません。(知らんけど)
気感・体感がある方もいれば、ほとんど何も感じない方もいらっしゃいますが、重要なのは結果です。
知れば知るほど、謎が深まって行きますので、探求するのが好きな方は、是非講座にお越しください。
脳や身体の不思議で面白い世界が待っています。
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