米小売売上高、5月はわずかな増加にとどまる-前月分も下方修正 | 元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

「経済崩落7つのリスク」、
「マネー資本主義を制御せよ!」、
「緩和バブルがヤバい」、
「日本復活のシナリオ」等の著者による世界経済と国際金融市場のReviewとOutlook

「国家の盛衰を決めるのは、政治経済体制が収奪的か包括的かの差にある」(アセモグルら)

掲題の今夜のブルーンバーグ記事。
ご参考まで。
 
marts_current.pdf (census.gov)
 
Daniel Neligh

更新日時 

A customer looks at products for sale at a store in San Francisco.

A customer looks at products for sale at a store in San Francisco. Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

5月の米小売売上高は辛うじて増加し、前月分まで過去2カ月分は下方修正された。家計の苦境が深まっている可能性を示唆した。

キーポイント
  • 米小売売上高は前月比0.1%増
    • 市場予想は0.3%増
    • 前月は0.2%減(速報値は横ばい)に下方修正
    • データはインフレ調整を加えていない

Retail Sales Edge Higher | Outlays rise in May following downward revisions

 

 

  ガソリンを除いたベースでは前月比0.3%増だった。

 

   13項目のうち5つで減少。ガソリン価格が下落したほか、家具販売店はメモリアルデーの祝日に合わせて値引きを行った。

 

   小売売上高は2、3月と力強い伸びを示していたが、ここへきて著しい減速となった。

 

  国内総生産(GDP)の算出に使用される飲食店と自動車ディーラー、建設資材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高は前月比0.4%増。4月は0.5%減だった。

 

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Retail Sales Barely Increase in Sign of Consumer Strain(抜粋)