消費支出、23年度平均は前年比3.2%減 物価高響き3年ぶりマイナス | 元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

「経済崩落7つのリスク」、
「マネー資本主義を制御せよ!」、
「緩和バブルがヤバい」、
「日本復活のシナリオ」等の著者による世界経済と国際金融市場のReviewとOutlook

「国家の盛衰を決めるのは、政治経済体制が収奪的か包括的かの差にある」(アシモグルら)

掲題の今朝のロイター記事。

 

既に今朝の家計調査はお伝え済みだが、

確かに、年度で見たほうが、

消費の厳しさをよりよく理解できるかも。

 

ご参考まで。

 

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3月実質消費支出、前年比-1.2%=総務省

 5月10日、総務省が発表した3月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年比1.2%減となった。都内の商店で2023年3月撮影(2024年 ロイター/Androniki Christodoulou)

[東京 10日 ロイター] - 総務省が10日発表した2023年度の家計調査によると、1世帯(2人以上)あたりの実質消費支出は月平均で前年度比3.2%減となった。コロナ禍の20年度に大きく落ち込んで以降は22年度にかけ2年続けてプラスだったが、3年ぶりにマイナスに転じた。

 

物価高に伴う買い控えが影響したとみられる。消費を切り詰める動きが強まれば、政府が本腰を入れる企業の価格転嫁にも影響が出そうだ。総務省によると、23年度平均の消費支出額は1世帯あたり29万4116円だった。

 

併せて発表された24年3月の消費支出は、2人以上世帯の実質ベースで前年同月比1.2%減となり、13カ月連続で減少した。マイナス幅はロイターの事前予測(2.4%減)を下回った。