円相場急落、一時1ドル160円台 34年ぶり安値大幅更新 | 元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

「経済崩落7つのリスク」、
「マネー資本主義を制御せよ!」、
「緩和バブルがヤバい」、
「日本復活のシナリオ」等の著者による世界経済と国際金融市場のReviewとOutlook

「国家の盛衰を決めるのは、政治経済体制が収奪的か包括的かの差にある」(アシモグルら)

掲題の今朝、約10分前頃の日経ウェブ記事。

ご参考まで。

 

 

29日の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=160円台と1990年4月以来およそ34年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。日銀が26日まで開いた金融政策決定会合で政策金利の現状維持を決定した。その後の記者会見で植田和男総裁が円安について「基調的な物価上昇率への大きな影響はない」と言及したことで、円安を理由にした追加的な利上げは遠いとの見方が円安・ドル高につながっている。

 

29日の日本は祝日だが、海外市場では外国為替は平常通り取引されている。円は26日に日銀が金融政策の現状維持を公表する前には155円台半ばで推移しており、日銀の決定を経て26日のニューヨーク市場では158円台まで下落していた。急激な円安進行を受けて政府・日銀が円買い為替介入に踏み切るとの警戒感も強まっている。