都区部物価、23年12月2.1%上昇 2カ月連続で伸び縮小 | 元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

「経済崩落7つのリスク」、
「マネー資本主義を制御せよ!」、
「緩和バブルがヤバい」、
「日本復活のシナリオ」等の著者による世界経済と国際金融市場のReviewとOutlook

「国家の盛衰を決めるのは、政治経済体制が収奪的か包括的かの差にある」(アシモグルら)

掲題の今朝の日経ウェブ記事。

ご参考まで。

 

なお、生鮮食品を除くコアCPIは

電気代と都市ガス料金の生産者補助金分、

前年比-0.5%押し下げられている。

 

また、より重要なことは、

コアCPIと生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは

ともに前月比で+0.2%(前月比の単純年率は+2.4%)で

インフレは継続していること。

 

2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2023年(令和5年)12月分(中旬速報値) (stat.go.jp)

 

総務省が9日発表した2023年12月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値、20年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が106.1と前年同月比で2.1%上昇した。23年11月は2.3%の上昇で、伸び率は2カ月連続で縮小した。

 

QUICKが事前にまとめた市場予測の中央値は2.1%上昇だった。電気代や都市ガス代などエネルギー価格が下落傾向にあるほか、生鮮食品を除く食料の価格転嫁に一服感がみられる。上昇は28カ月連続で、日銀の物価目標である2%を上回って推移している。

 

生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は3.5%上がった。生鮮食品を含む総合指数は2.4%上昇した。都区部の中旬速報値は全国の先行指標とされる。