日銀、4月利上げ見送りへ 中東情勢見極め6月に是非判断 - 日本経済新聞
日銀、4月利上げ見送りへ——中東情勢を理由に判断を6月へ先送り(日本経済新聞報道)
日経が本日夕方、「日銀は4月の追加利上げを見送り、中東情勢を見極めたうえで6月に判断を先送りする」と報じた。 みんかぶ FX/為替
この報道は、すでに円安が進行するなかで、市場にさらなる円安圧力を与える可能性がある。
ロイターも同様の見通しを伝えており、背景にはホルムズ海峡情勢の不透明感や原油高リスクがあるという。 ニューズウィーク日本版
✦ 高圧経済の継続がもたらす「円安 × インフレ × バブル肥大」の悪循環
政府・日銀が続ける
① 歳出拡大(財政のアクセル)
② 実質金利マイナス放置(金融のアクセル)
という“両アクセル踏み込み”の高圧経済は、すでに円安とインフレの悪循環を強めている。
利上げ先送りは、この悪循環をさらに増幅させ、
「制御不能なスーパーバブル」へ向かうリスクを一段と高める
と見ざるを得ない。
✦ 原油高が重なると「第3次石油危機」は現実味を帯びる
中東情勢の緊迫化は、原油・ナフサ価格を押し上げ、企業の値上げが川上から川下まで浸透しつつあるとロイターは指摘する。 ニューズウィーク日本版
もし原油が再び急騰すれば、
円安 × エネルギー高 × 実質賃金低下
という三重苦が同時進行し、1970年代型の供給ショックが再来する可能性は決して低くない。
✦ 日本経済・金融市場は「ジェットコースター状態」
今の日本経済と金融市場は、
外部ショックに極端に弱い構造のまま、株価だけが期待先行で上昇する
という危うい局面にある。
したがって、投資家・企業・家計にとっては、
「シートベルトを限界まで締める」
ほどの警戒姿勢が必要だ。
✦ 日本復活の前に避けられない“通過儀礼”
長期的には日本が再生する可能性は十分にある。
しかしその前に、
膨張しきったスーパーバブルの大クラッシュ
という“通過儀礼”を避けて通ることは難しいだろう。
利上げ先送りという今日のニュースは、
その未来が一段と現実味を帯びつつあることを示している。