ドッグフードのトッピングに使うブロッコリーの有害成分~加熱すべきか生食がいいか | 手作り栄養ごはんで愛犬のハタチを叶える!リアルドッグ栄養セラピー

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20年目の現役獣医師ともちん先生が、愛犬にドッグフードを与える当たり前に異を唱え、栄養バランスのよい手作り食の作り方をナビゲートすることで、治らないと言われている病気を改善させてきた栄養療法

こんにちは!ともちんです。

 

自信と根拠を持って

ドッグフードにトッピングする食材を

選べるように・・・

 

 

 

 

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ブロッコリーは加熱すべきか?生食がいいか?

 

「ブロッコリーを生で食べると
甲状腺の病気になる」という情報を
見たことある方は
いらっしゃいますか?

 

手作り食に興味があって、
ネットサーフィンをしていると、
よく出てくる情報です。

 

確かにブロッコリーには
甲状腺ホルモンを作るために
必要なヨウ素の吸収を妨げる
成分が含まれています。

 

リアルドッグ栄養セラピーの
講座では、なんと
お伝えしているかというと、

 

ブロッコリーを生で毎日大量に
食べさせない限り、ヨウ素が
不足することはないので、
これもバランスが大切です、
とお伝えしています。

 

ヨウ素の吸収を妨げる成分は、
加熱により、働きを失うからです。

 

 

ブロッコリーを生食するメリット

 

ブロッコリーには
抗がん成分や抗酸化成分などの
いい成分も含まれているので、
バランスを考えて食べさせることも
大切です。

 

今回、ある方の個別相談で、
「ブロッコリーの有害成分の
作用は、加熱でもなくならないと
書いてあるのを見ました。
どちらが本当でしょうか?」

 

という質問をいただいたので、
改めて、調べてみました。

 

 

ブロッコリーの毒性は加熱してもなくならない?!

 

まず、その成分が加熱することで、
作用がなくなるかどうか、ですが、
加熱により働きを失い、作用は
なくなっていきますが、
完全に作用をなくすためには、
強い加熱が必要で、軽い加熱だと、
作用が残るようです。

 

ただ、人の情報ですが、
通常の食生活で、ブロッコリーが
病気を引き起こすほどの
ヨウ素欠乏の原因になることは
考えにくい、ということです。

 

栄養バランスの整った食事を
食べている限り、普段お伝え
しているように、毎日大量に
生のブロッコリーを食べさせる
ということでなければ、
犬においても、ブロッコリーが
原因でヨウ素欠乏になる
ということは考えにくいと
思います。

 

 

実際にブロッコリーが原因で甲状腺の病気になった犬はいる?

 

実際、ブロッコリーが原因で
ヨウ素が不足し、甲状腺の病気に
なった犬がいるのかどうか、
ということも調べてみました。

 

論文になっているものでは、
そのような事例は
見つけられませんでした。

 

ですが、手作り食が原因で、
甲状腺の病気になった犬の事例は、
論文になって昨年公開されて
いました。

 

ですので、やはり
どんな栄養素においても、
手作り食の栄養バランスを
整えることが大切です。

 

※手作り食のヨウ素は、
不足が問題になることも、
過剰が問題になることもあり、
入れればいいということではなく、
「バランス」を取ることが
大切です。

 

 

 

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