同じ弁当でなくとも親睦は図れる | 司法の山を見まわして

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司法書士の宮前知光と申します。
世界遺産「富岡製糸場」の近所で開業しております。
業務と関係したりしなかったりの、日々の雑感を綴ります。

土曜日はグンマ司法書士会の年に一度の総会でした。

と書いたのがつい先日のような気がするのですが、じつはあれから一年も経ったのですねアセアセ

 

その総会の中で、ベテラン会員から一つ意見が出されまして。

総会に出席する会員が少ない一因として、昼食の弁当が支給されないことがあるのではないか。

来年以降はぜひこれを久々に復活させてほしいお弁当

 

聞いた私は理事席(の末席)でひとり苦笑しておりました。

といいますのも、20年ほど前のペーペー時代、なぜだかメンバーに入れられた「会費検討委員会」(の末席)で、それまでの弁当無料支給制の廃止を提案したのがこの私だったからですイヒ

 

その委員会は、「会事業を安定的に運営していくためには会費の値上げが必要」とするベテラン勢と、「経費節減を徹底して会費を値下げすべき」とする若手(いちおう私も含まれておりました)の対立構造が鮮明で、毎回毎回、それはそれは険悪な雰囲気でございました爆弾

 

そんななか、「年に一度の総会の席では、支給された弁当を皆で食べながら親睦を図ることも大事」とするベテラン勢の郷愁に対し、「昼食など各自が自腹で持参すれば済む話。同じ弁当でなくとも親睦は図れる」といった意見を私がしたところ、言い回しがツボだったものか、ふっとベテラン勢からも笑いがこぼれ、ほんのひとときではありましたが、場が和んだのでありましたお茶

 

結局ベテラン勢も「まあ仕方ないか」と折れた感じになり、以来、総会の弁当は有料で希望者のみに配布される運びとなりました。

そして私は意見した手前なんとなく、毎回コンビニのおにぎりを持参するようになったのでしたおにぎり

 

今にして思えば、当時の私がそこまで経費節減にこだわったのは、常に見下した態度で来るベテラン勢への反発と、委員会内の若手筆頭だったカネコくん(でた!)への同情というか、連帯意識があったような気がしますうーん

 

今や私もすっかりベテランと目される年代となり、弁当ぐらいのことでガタガタ言い合わなくてもいいじゃん、みたいな心境に変わりました。

そして最初のときから12年後にあらためて招集された会費検討委員会では、すでに値上げ派に転向していて新たな若手から反発をくらいましたぶー

 

堕落したのか成長したのか両方なのかはわかりません。

ただ一つはっきり言えるのは、隣席で希望者が食べている「登〇平」のお弁当が、毎回毎回なんだか妙においしそうに見えていたということですもぐもぐ