アヴィニョンからアルルへ 10月28日 | けろみんのブログ

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日記・観た映画のこと・観た展覧会の感想

アヴィニョンセントレ駅から普通電車で2駅、夜中のアルルに到着しました。
ここではゴッホの「夜のカフェテラス」の現場をみたかった、というだけでアルル宿泊にして、カフェテラスにも入ろうと思っていたのですがあまりにも色々不運が続くので「どうせこれだけガッカリが続くのだから、あの店も今日は休みに違いない」と思ったらまんまと予感的中、休みでした。
でもいいじゃーん!だーれもいない、わたしだけの「夜のカフェテラス」
明かりがない分、星がキラキラと落ちてきそう…嘘!雨です!!



シーズンには、ぎっしりと人が集うんだろうなぁー。人通りは意外と多く、音声ガイドをぶら下げて町歩きツアーをしている方々もいました(夜の10時すぎなのに)
まぁ、店はあるので、よしとしましょう。
となりの店は開いていて、皆サッカーみてました。


ロンドン・エクサンプロバンスと予算の10000円を超えたホテルだった(貧乏旅行なので)ので、アルルは8時間あまり滞在、寝るだけだったのでドミトリーという、相部屋風呂トイレ共同のホテルにしました。
なんと2000円強で朝食つき、スーパーで買い出しした食料くらいの値段のホステルです。同室に22歳の女の子がいて、フランス語以外話せない子なのであまり話しは弾みませんが、何とかGoogle翻訳に頼り意思の疎通を図りました。
映画を見るのが大好き、ホラーも好きと言っていたのでフランス語がわかったら、今年見た「raw」などうちの旦那さんが紹介していたフランス映画の話をしたかったです。
彼女は寝てしまったので朝から何も食べてなくお腹空いたので下のキッチンへ行き、電気やかんにお水を入れて沸かしたら沸騰するなりものすごい勢いでお湯が吹きこぼれていきました。

よく見ると白濁している…これはミルクだ!
誰か、ミルクを温めるのに電気やかんに直接ミルクいれたようです。
おかげで途方もなくあちこちに吹きこぼれたミルクをせっせと紙ナプキンで拭くハメに。
自由に使って良いキッチン。冷蔵庫や、テーブルにある食物はどれも自由。左端の電気やかんからでたミルクが噴水のように右端くらいまで達しました。

レンジで、エクサンプロバンスの駅で買ったサンドイッチ(フランスパンに色々挟んである)を温めて食べたら美味しく、そういえばフランスに来て初めて温かいもの食べられたなぁーとうれしく思いました。

ただ参ったのは、階段の電気が人感知システムになっていて私がちょっと動くとチカチカつくので深夜だし他の宿泊客に悪いので、ビクビクしました。長い一日ももう少し…

でもなく、シャワーを浴びようと行ってみたらドミトリーとしては当然なんでしょうがタオルも石鹸もシャンプーもありません。部屋にシャンプーはあるけど、またごそごそしたら同室の子に悪いし、もういいや!
と台所の食器用洗剤(便宜上ママレモンとします)をご飯食べる時いつも携帯しているタッパーに入れ、食器拭き用の紙タオルを何枚か頂きました。

三井記念美術館で買ったお茶碗の描いてある手ぬぐいをちょうどもっていたので、
注染の手ぬぐいは乾きがはやく、よく水を吸うので最高です。旅行にマスト!

・ママレモンで髪を洗う
・手ぬぐいにママレモンを取り手ぬぐいを洗いがてら体を洗う
・シャワーで流す
・手ぬぐいを絞り体と頭を拭く
・紙タオルで髪をさらに拭き取る
・しっかり保湿する(化粧水とクリームはふんだんに持っている)

この方法で相当うまくいきました。

古代の円形闘技場、古代劇場などのローマ遺跡のすぐそばで来年50にもなるおばさんはママレモンでシャワーを使うという手荒なことをやり遂げて(我ながらアイデアすごい)

気がついたら夜が明けました。


ドミトリーの外はこんな感じ。史跡の集まるエリアです。
とても、保存状態のよい闘技場。古代劇場は今もコンサート会場として利用してるそうです。2000年も使える建物を作ったローマ人。前の日みた橋もそうですがすごい。


翌日早めに宿を出て、ゴッホの住んでいた「黄色い家」を見ながら帰ろうと思いましたが、雨がひどいし、よく見たら電車まであまり時間がない。
(あまりにもフランス国鉄があてにならないので3時間前には出発)
のでGoogleマップで経路を見失った観光は諦め、駅へと急ぎましたが当然(案の定)乗るはずの電車はキャンセルになっておりました。(もう慣れた)

アルルールルドを諦め、リヨンへと向かいます。単にパリと南仏の間にあったので選んだわけですが…

全然関係ないけれど、これ買っちゃった♪可愛い〜〜!



お気に入りのこのお皿、モナミに似てるから買ってるんです。

今度はモナミばかり集めそうで怖いー