映画発祥の地 リヨン 10月29日〜30日 | けろみんのブログ

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日記・観た映画のこと・観た展覧会の感想

リヨンには午後に着いたのでまずはチェックイン。TGVの駅前はとてもひらけた大きな場所でした。旧市街は、ここからトラムやバスで移動です。
荷物を置き、部屋を30度にして温め(アルルで雨にあたっていたので寒い)
駅に戻り24時間交通機関乗り放題券を買いました。
皆親切で、どこで買えるか聴くと交通局の事務所がすぐそこだからと、連れて行ってくれ、係員が買い方を教えてくれて「明日の2時半までだからよく覚えておいてね」と念押ししてくれたので、うまく利用してリヨンを楽しめたと思います。
ありがとう、リヨンの方!





これが新市街。右にTGV駅があり、駅前の太い道路にはメトロ・トラム・バスの乗り場が揃い、大変便利。

さて、29日は月曜日。日本と同じでフランスの美術館も月、火曜日に休みが多いので慎重に計画を立てないと行ってみたら休み!ということになるので気をつけました。月曜日やっているのはリヨン美術館で、2時から行っても6時まで3時間は見られるでしょう。大急ぎでちょうど良いバスを尋ねて乗りました。

リヨンの街は川で3分されています。

パートバールデュー地域(横浜駅のイメージ)新市街(みなとみらい付近の賑わい)
旧市街(元町のような雰囲気)

私がこの日行ったのは新市街までだったのですが、十分どっしりとしたところで美術館は17世紀の修道院だったところで、ヨーロッパでも最大規模の美術館の一つだそうです。

(全然新しくないので旧市街だと思った)
美術館の中庭


発展する地方都市の風情のパートバールデュー地区を過ぎ、バスでステキな川を渡ると突然ステキな雰囲気の地域に突入。終点が美術館で、ルネサンス前のイタリア絵画からポスト印象派まで、凄い量のコレクションがあり、見ごたえがありました。
中庭があり、ぐるりと建物の巡る美術館。「リヨン美術館はどこですか?」と聞くと「大きな方?」と聞かれます。本当に大きな美術館です。
私の惹かれる不思議な絵。お魚が飛んでいます。
エル・グレコ
ボロネーゼ

ルーベンス展で紹介のあった気がする足の棘を抜く少年

花の台座に座っているところが曼荼羅のような作品
フランドル絵画も充実。花の部屋
みずみずしいぶどうは見るだけで豊穣を感じる




ドア、鏡、好きなモチーフ。

マネ
ルノワール
ルドン

ピエール・ボナール
藤田嗣治
モランディ
若々しさが風景に溶けて走り去る…セザンヌ

ステキな街の光を楽しみながらホテルに戻りました。
ベトナム料理屋が近くにあったので入ったけれど主人の態度がすごく悪く、おまけにフォーがないというので出てきました。



翌日はリュミエール博物館へ。
こちらはトラムD線で、パートバールデュー地区からの方が近いです。博物館の駅前では朝市が立ってました。




いろんな色の人参
カリフラワーとロマネスコ、隣はラディッシュ
セロリアックかな?フェンネルかもしれない
さあ、ここが映画をこの世に送り出したリュミエール兄弟の家で、博物館です。隣には家族が経営する工場跡。

元工場と邸宅の間の道、その家側の壁には訪れた有名人のプレートがたくさんはめ込まれています。デヴィッド・リンチ

ダリオ・アルジェント 


ギレルモ・デル・トロ


中には本物の、世界初の映写機など貴重な品がたくさん。
英語の音声ガイドを借り、邸宅を回ります。アール・ヌーヴォー式の素敵な館で、リヨンで初めてセントラルヒーティングを導入したそうです。



ここが世界初の映画をとった門?と思いナマニクさん寄稿の最新ムック本
「怖い、映画」






をかかげてみましたが
こちらが正解でした。もうないんですね。
その後は旧市街まで出て、帰りのTGVを考えるとちょっとしか時間が取れないけれどなんとか「映画とミニチュア博物館」へ行かれました。
時間がないのでサッとみて、あとで思い出せるよう写真に撮っていきました。
ターミネーター
star wars
エイリアン
アメリ
アメリの衣装
ほか、パヒュームのセットがとても精巧で香りがするところまで再現されており、もっともっとゆっくりみたかったと後ろ髪を引かれる思いで後にしました。



美術好き、グルメ好き、映画好きにもど真ん中なリヨン。2日ではぜんぜん足りません。
また来たい、さよならリヨン。ここからパリ経由でル・アーブルへ向かいます。