「もう大丈夫だって分かっているのに、確認をやめられない!」
確認行為は強迫性障害の症状の1つ。
自分でも「大丈夫」「馬鹿げたこと」だと分かっているのに、なかなか不安を打ち消せない……とても辛いですよね
きちんとした仕事をするにあたり確認は大切な作業ですが、やり過ぎてしまうと悪影響を及ぼし、仕事の効率を下げる可能性があります。
強迫性障害とは、頭の中に浮かぶ不快なイメージ(強迫観念)が強くなり、それを取り払うために繰り返す行為(強迫行為)によって日常生活に支障が出てしまう疾患です。
実は、私、Tomomiも強迫性障害を患っている1人です
強迫性障害にはいろいろな症状がありますが、私の場合は戸締りをはじめ、あらゆる確認に時間が掛かり「1日が確認で始まり確認で終わる」と言っても過言ではありません……。
けれども、この春から働き方を変えて「Webライター」として在宅ワークに重きを置いたことで少しずつですが緩和されています。
この記事では、強迫性障害を持つ人に向いている仕事とその選び方についてご紹介します。
強迫性障害を持ち、仕事に悪影響を及ぼして困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね
強迫性障害を患いながら5つの仕事を掛け持ちしている私、Tomomiのプロフィールはこちら
また、私が在宅ワークとして行っているWebライターについては下記の記事で詳しくご紹介しています!
ぜひ、読んでみてくださいね
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強迫性障害を持つ人に向いている仕事の特徴
まずはじめに、強迫性障害を持つ人にはどのような仕事が向いているのでしょうか?
次の3つをご紹介します。
- スケジュールの変化が少ない仕事
- 自分のペースでできる仕事
- 在宅ワークが可能な仕事
スケジュールの変化が少ない仕事
同じ作業を繰り返すことで安定感と集中力が向上し効率が上がり、ミスが減少します。
たとえば、1日の業務内容がある程度決まっていたり、見通しが立っていたりすると不安に感じる要素が少なくなりストレス軽減に繋がります。
また、ノルマや納期に縛られ過ぎない環境も重要で、これにより業務に集中しやすくなりスムーズに進めることができるでしょう。
自分のぺースでできる仕事
自分のペースでできる仕事も、強迫性障害を持つ人に向いています。
個人の作業が多い仕事内容はペース配分がしやすく、時間の融通が利かせやすいです。
強迫性障害があると、ミスをすることに強い不安を感じてしまいがち……。
ちょっとした作業でも繰り返し確認してしまい時間が掛かってしまう傾向にあるため、ある程度時間に余裕があると安心して取り組めます。
在宅ワークが可能な仕事
在宅ワークが可能な仕事も、強迫性障害を持つ人に向いているといえます。
自宅で仕事をすることで、自分自身が苦手な場面を避けられる可能性があるからです。
私、Tomomiは戸締り確認がネックで外出するにも一苦労
けれども、在宅で仕事が可能になると「外出しなくても良い」ため戸締りに気を遣う必要がありません。
私は現在、午前中のみ保育士として働き、午後からは在宅でWebライターをしています。
以前は、朝から夕方まで保育園で勤務していたため、「長い時間留守にするからしっかり戸締りしなきゃ」という思いで確認行為が止まりませんでした
けれども、現在は「すぐ帰ってくるから」という安心感から1回~2回の確認で済むようになりましたよ
理想的な環境を見極めよう!強迫性障害を持つ人の職業選択
では、強迫性障害を持つ人はどのような職業を選択すると良いのでしょうか?
次の5つをご紹介します。
- データ入力業務~集中力が活かせる場~
- IT・プログラミング~細かい作業への没頭が鍵~
- 経理・会計業務~細部への注意が重宝される~
- 編集・校正職~言葉への注意深さが活きる~
- フリーランスのライター・エディター~自分のペースで仕事ができる~
データ入力業務~集中力が活かせる場~
強迫性障害を持つ人におすすめの職業の1つがデータ入力業務です。
データ入力業務は、集中力が活かせる重要な仕事です。
正確さと効率が求められ、繊細な作業に集中できる方にぴったり。
タイピングスキルや注意力が必要ですが、ミスを減らすためのコツを磨けるチャンスです。
データ入力業務を通じて自己成長を実感し、スキルを高める良い機会となりますよ。
IT・プログラミング~細かい作業への没頭が鍵~
ITやプログラミングも強迫性障害を持つ人におすすめの職業です。
ITやプログラミングの世界では、細かい作業への没頭が成功の鍵となります。
コードやシステムの詳細に注意を払い、細部まで丁寧に見直すことで、バグを発見し修正可能。
集中力と忍耐力が求められますが、その努力が高品質な成果物を生み出すことに繋がります。
経理・会計業務~細部への注意が重宝される~
強迫性障害を持つ人には、経理や会計業務もおすすめの職業の1つです。
経理・会計業務においては、細部への注意が重要です。
数字の正確さや、入力ミスの防止が業務の根幹をなしているといっても過言ではありません。
細かい数字やデータを見逃さず丁寧に確認することで、正確な帳簿管理や予算の立案、決算書の作成などに繋がります。
それによって、企業の経営判断や将来の方針策定において信頼性を持った情報が提供可能となります。
編集・校正職~言葉への注意深さが活きる~
編集や校正職も強迫性障害を持つ人におすすめの職業です。
編集・校正職は、言葉のニュアンスを理解し、正確に伝える能力がとても重要。
誤字や意味の誤解を避けるため、細部に注意を払うことが求められます。
けれども、文章の魅力や伝わり方を向上させる貴重な役割を果たせる職業です。
フリーランスのライター・エディター~自分のペースで仕事ができる~
強迫性障害を持つ人には、フリーランスのライターやエディターもおすすめの職業といえます。
自由なワークスタイルが魅力のフリーランスライター・エディターは自分のペースで仕事ができ、創造性を活かせます。
時間や場所にとらわれず、柔軟にスケジュールを組むことができるので、自分のライフスタイルに合わせて働くことが可能。
オンラインでクライアントとコミュニケーションを取りながら、様々なジャンルのコンテンツ制作に携わることができますよ。
強迫性障害と共に働くには
ここで、強迫性障害と共に働くために覚えておきたい次の2つをご紹介します。
- ピアサポートや専門家のサポートを活用する
- 小さな成功を積み重ねる
ピアサポートや専門家のサポートを活用する
強迫性障害と共に働くためには、ピアサポートや専門家のサポートを活用しましょう。
人間関係や仕事、精神的な健康問題などの悩みに直面した際に、他者の経験や知識から学び、支えを得ることで解決策を見つけやすくなります。
また、専門家のアドバイスや治療を受けることで、自分だけで抱えきれない問題に対処できる可能性が高いです。
決して自分だけで悩まずに、周囲に支えを求め健康的な心のバランスを保つことで仕事に打ち込めるようになりますよ。
小さな成功を積み重ねる
小さな成功を積み重ねていくことも、強迫性障害と共に働くためには重要なポイントです。
小さな成功体験は、次なる挑戦に対する意識や意欲を高めてくれる励みとなり、大きな目標を達成するための重要なステップです。
一歩ずつ着実に進むことで、自信に繋がったり失敗への恐れを減らしたりが可能となります。
とにかく行動を起こし、積極的にチャレンジしていくことが、自己成長や目標達成への近道となります。
まとめ
この記事では、同じ疾患を持つ私、Tomomiが強迫性障害を持つ人に向いている仕事とその選び方についてご紹介しました。
強迫性障害を患っている人は、自分のペースと限界を尊重し、ストレスを軽減する仕事環境を整えることがとても重要です。
適切な職場環境を選び、定期的な休憩やリラックス法を取り入れたり、専門家のサポートを受けたりすることで、仕事との両立が可能になります。