供給を絶て。 | Hello from NJ

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私のブログへようこそ。

ここのところ、学校にボランティアに行かせてもらうことが多く、たくさんの子どもたちの関係を観察して、あることに気が付きました。

 

いじめる人が狙うのは、思いやりがある人。思いやりがある人は、「自分のことをたくさん考えてくれるから」です。

 

いじめる人は、反応が欲しいのです。ネガティブな反応こそ強烈なアテンションとなるので、承認欲求や自己愛が満たされる(気がする)のだと思います。そう、子どもたちを観察していて気が付くことには、いじめる人は、やはりある程度サイコパス(またはナルシスト、あるいはマキャベリスト)なのだということです。

 

子どもなのに悲しいですが、サイコパスになる人と言うのは、愛だったり、安心だったり、人によって理由は違うと思いますが、何かに強烈に飢えているように見えます。

 

こどもがいじめられたら、こどもが自分で解決しようとせず大人に言わなくてはいけないのは、サイコパスは普通の人の話が通用する相手ではないからです。サイコパスの相手は、特別な訓練を受けた医師や、カウンセラーにしかできないことだと思います。

 

昨日野球場で、まるで自動車事故のように、強烈に嫌なことを言ってくる他校の生徒に息子が出くわしました。(よぉ、へたくそ!お前なんか0ドルも価値ないぞ!とかワーワー言ってくるクソみたいな奴。)その時、息子はいちいち返答して会話を成立させていたんです。そいつがどんどんヒートアップしていくのを見かねて、遠くに引き離し、こう言いました。

 

「信じられないくらい嫌な奴だったね!お母さん、あご下からパンチかましてやりたかったけれど、あんな奴に触りたくもないから我慢したよ。よく怒らないで冷静にいられたね、えらかったね。名前知らないから、とりあえず、あいつのこと、ウンコ野郎と呼ぼうね。(笑ってくれた)

 

あのね、知っておいてもらいたいのは、あなたに原因があってウンコ野郎に狙われたんじゃないよ。あなたが優しくて関心をくれそうだから狙われたの。あいつが欲しいのは、自分に向けてくれる反応や関心だから。となると、どうすればいいかわかるよね。それをあげなければ良いんだよ。あいつのエネルギーの供給を絶てばいい。無視。聞こえない。表情すら変えないで、さーっと消える。とにかく大人の元に逃げなさい。頭おかしいやつには、自分で対処しようとしちゃ絶対にだめだよ。彼らと話ができるのは、精神科医やカウンセラーだけだから。分かった?」

 

そのウンコ野郎の親の顔を見てみたいと思いました。あんなウンコ野郎と仲良くする友達の顔も見てみたいと思いました。しばらく観察していたけれど、彼は一人でした。野球の練習すらしておらず、ふらふらしていました。そのうち、優しそうな誰かのお母さんを見つけて、そのお母さんは帰ろうとしているのに、食らいついてマシンガントークをしていました。

 

私にできることは、同情することでも、彼に反省を促すことでもなく、専門家に知らせることだと思い、コーチに連絡して適切なサポートをお願いしました。

 

辛い人生を選んだけれど、彼は自分で自分の課題と向き合わなければならない。いつか、出来るだけ早くに、彼がそこから抜け出して、楽になるようにと祈ります。

 

世の中、よく、いじめられる側にも問題があるという人がいるけれど、サイコパスにつかまる人に、万が一問題があるとするならば、「いじめる人のことを思い過ぎてしまう」ということかもしれません。いじめられる人は、何か特別にきれいなものを内側に持っていて、光っていて、目立つんです。そこは誇りに思っていいことです。

 

これは自分にも言い聞かせていることですが。

嫌な奴のことは、少しも考えてはいけません。

彼らへのエネルギーの供給を絶つのです。

兵糧攻めです。

そして、専門家に繋ぎ、彼らに適切な助けが与えられることだけを祈りましょう。

 

テイラー・スウィフトでさえいじめに悩むくらいですからね。でも彼女はそれを歌にして、たくさんの人に力を与えています。息子も、こうなったら誰も文句言えないくらい野球がうまくなりたいというので、夫は常に出張しているし、私にはそこを満たしてあげられる能力がないので、へそくり使って知り合い(人格者)の野球コーチのプライベートレッスンに申し込みました(欲しい服があったけれど、次回でいいぜ!)

 

はー!嫌なこと、ありますよね。

そのフラストレーションは、相手にぶつけて相手を喜ばすのではなく、より違った強さに転換させていきたいものです。


最後になりますが、クソとかウンコとか連呼して🤣、不快な思いをされた方がいらしたら、大変申し訳ありませんでした🙏


(生きていれば、色々ぐちゃぐちゃあるものですが、それによるおかげも、必ずあるものですよね!)