点と点が線になる。
そんな出来事。
今年は万博開催のため、京都、大阪、奈良では国宝展が行われています。

私たちも奈良で行われている超国宝展に行ってきました。
この日は最終日でたくさんの人が来られ、とても長い列ができていました。
博物館の中も人だらけ(笑)
でもしっかり見てきましたよ
なかなか分からない事だらけなんで、行く前に復習もしました。
私個人的に、今回の目玉の1つであろう七支刀(石上神社・国宝)を見たかったのです
この刀には霊力が宿っている
すごかったです。
奈良博物館凄すぎました❣️
全てが国宝で見応えあり。
最終日に行けて良かったです
そして早速、石上神宮

今は刀は不在ですが、神様はおられるので刀を見てきた報告をしました。

そして、今日のメインイベント
丹生川上神社下社の登拝。
度々このブログで紹介しました丹生川上神社下社。
この記事以外にも、ずっと以前からブログにも書いてます。




最後に宮司さんのお話しの一つ
「言挙げせず」を紹介いたします。
祝詞の冒頭部分に「掛け巻くもかしこき」という言葉があります。
これは神さまに「言葉に出していうには恐れ多いことですが」という意味です。
神社では日本独自の精神を伝える「言挙げせず」という言葉や精神性を大切にしていきます。
「言挙げ」とは「言葉に出す」という意味。
それを「せず」と否定するので「言葉に出さない」という意味になります。
人に心があり感情がある限り、それを言葉に出して伝えることはむずかしいから言葉に出さない、という奥深い意味を持ちます。
今の世相から見れば、人に対して気持ちを伝える気力がなく、諦めてしまっているように思われますが、それはまったく逆です。
日本人は言葉に出さずに相手の感情を察し、心を感じ合い心での会話をしてきました。
お互いが言葉に出さずとも感じ合うことを実践して、信頼関係が生まれる社会が出来ていました。
互いに言葉を越えて心で感じ合うこともまた、「言挙げせず」といいます。
言葉や体裁、形式よりも、大切な人の心や感情を察して生きていくことの重要さを、日本人は知っていました。
「言挙げせぬ国」だからこそ、言葉を発する時は相手の気持ちやすべてに心を巡らして、言葉に魂を込め、言霊といってきました。
現代社会はグローバルという言葉の下、何も語らない、意見を言わない日本人を軽視する、変わらなければグローバル社会にのれないと多くの書物などが刊行されてきました。
日本人の素晴らしい思いを知らない人たちがどれだけたくさんいることか。
その影響でか、言わなければ損とばかりに言いたいことをいう。
言葉には良しも悪しも気が宿ります。
言えばいいという訳ではないです。
我欲に生きるのではなく、他力を認め、感謝して、自力をあげる。
今、一番必要なことは「感謝の心」です。
