もう、
悲しいだけの恋なんて
悲劇のヒロインなんて
みじめな1人の夜なんて
懲り懲りなのです。

明日、顔みても大丈夫。
たぶん・・・。
会わない間ずっと考えて
どうしても幸せには
辿り着けなくて。
自分のために出した答え。

がんばれ、ととこ。

2005年が終わってしまった。
振り返ればなかなか
内容の濃い1年だったな。

1年前と明らかに変わってしまった事、
何も変わってない事、
もう会うだろうことのない人、
新たに出会った人々・・・。

桜井さんの言葉を借りて、
人生を深く味わうためのスパイスとして
苦かったり渋かったりするけれど
最後のデザートを笑って食べられるよう、
今年も前進するのみなのです。
昨日、カマかけのような
微妙なお誘いメール。
ここで乗ってはいけないと
思いつつ、指はものすごい
はやさで待ち合わせの
場所を打ってる。
でもやっぱり二人きりの
時間はとても愛おしい。
たまに笑顔で地雷を
踏んだりしてくる
けれど。
でもやっぱり
この人が好きだなって思う。
うっかり素直な気持ちを
伝えてしまったりすると
次の日なんだか
悔しい気持ちになる。
流されっぱなし。むかつく。

でもはやく明日になれ!
木曜日。大きな仕事が終わった。
ボロボロ。まさにボロボロとなった
体をひきずって家路につく。
久々にまともな時間にテレビが
見られて一般的なアフターを
楽しんでいた。
彼からのメール。
仕事も一息ついたし
少しくらい飲みにつきあっても
いいかな、と思っていつもの
店で待ち合わせた。
酒が進むうちに
冷静な自分が薄らいで
愛おしい想いでいっぱいに
なる。突然目を覚ませとでも
いうような彼の電話の着信。
そそくさと席を立って
出る彼の後ろ姿。
「はいはーい」。なんて
優しい声。

やりきれない想いだった。
ひどい人。残酷な人。

いい加減気がつけよ。自分!
わかってるのに。
こんな想いまでさせられて
わかってるのにな・・・。
私の親友も東京に住んでいて
月1度は必ず会って
恋愛の話をして
仕事の話をして
昔の話をして
一緒に笑って
一緒に泣いて
趣味も性格も真逆なのに
なんでか話が尽きない。
私の親友はB型だけど
ワガママでナルシストだけど
とても情が深い。
そんな私の親友は両親が同じ。
そんな血の繋がった私の親友。
華原朋美の握手会にいった。
なんでだろう。
特別好きなわけでもない。
姉が異常なファンで
私は姉の後ろからこっそり
彼女を見てきた。
かわいいと思う。
いろいろ乗り越えて
健気に頑張っている様子も
好感持てる。
でも写真集を買って
握手するほど
やはり好きでもない。
「握手会」に興味があったのかも
しれない。
予想通りまわりは
いわゆるオタとよばれる
人種がほとんど。
でもいろんな種類のオタがいて
とてもとてもおもしろかった。
様々なオタが
「たまたま通りがかっただけ。
別に好きじゃないんだよ。
どんなもんか見にきただけだよ」。
なんて顔して並んでる。
でも整理券を持つ手はかすかに
震えてたりして。
本人を目の前にして一転
今にも襲い掛かる勢いで
彼女にくいつく人もいたりして。
そんな男どもに対して華原さんは
まるで「握手という動作をしこまれた
ゼンマイ人形」。うつろな目のまま
「ありがとうございます。
がんばります」。を録音テープの
ようにくり返していた。

でもやっぱりすごくすごくかわいかった。
小さい顔に大きい目。全てのパーツが
ベストな位置に配置されていた。
だからこそ余計に操り人形に見えた。
でも芸能人とはそんなもんなんだろうな・・・
「華原朋美」という商品でしかなくて。

そんな感慨も含めてとても
貴重な経験をした。

思い立って美容室にいった。
見るからに新人のコ。
シャンプーの泡が顔に付いたり
椅子をまわすタイミングが
はやかったり、
なかなかの難聴野郎で
思うように会話が
成り立たなかったり。

でも何か感じのいいコだった。
聞けば徳島から1人上京してきて
一人暮らしをしながら働いているという。
まだ二十歳やそこらで。
不安なこともたくさんあるだろうに。
そんなとこは微塵もみせないで
不器用ながらも一生懸命。

さっぱりした頭になって帰り道。
ありきたりだけど、
「私も頑張ろう」。
心から思って
下北の街を歩いた。
厳しい女先輩の下、わがままなクライアント、
恐ろしいスケジュールの毎日。

しかし木曜日に無事一段落し、
呪縛から解放される思いだった。
疲労からアトピーができて、
ストレスからニキビが悪化。
本当にお疲れ様です。自分。

金曜日はやる気がゼロになって、
仕事してるフリに専念した。

ボス、何か文句ありますか?
風呂をでて換気口にふと目をやると
黒い頭の影が不気味に動いている。
急いで部屋に逃げ様子を見る。
足が竦む。心臓がドクドクいってる。
しばらくすると影が消えていた。

でもこれは初めてのことではない。
昔にも何度かあったのだが
田舎出身の私は犬でもいるのかと
呑気に構えていたのだ。
でもある日試しに外の換気口から
部屋を覗くと下半身が丸見えじゃないっすか!!!
こわさよりも悔しさで震える。

東京はこわい。用心しすぎでちょうどよいくらいだ。

私は1人。でも彼はそうじゃない。

少しお酒を飲んで2人で電車に乗った。
私が先に降りるとき
彼は本当に悪そうに
「ごめんね」と言った。
駅の階段を泣きながら降りた。
「ばかばかばか!謝らないでよ。
余計辛くなるじゃん!」
この関係の切なさを明確にされたような気がして
孤独で苦しくてやりきれなかった。
また会社で会えるのに
今そばにいてくれなければ
意味ないと思った。

でもこの辛さは全部自分が悪い。
自業自得。だからそんな冷たく暗い夜も
1人で乗り越えるしかないのだ。