こんにちは、日昔智子です。
不登校になると、生活リズムが崩れたりして、昼夜逆転する子は多いと思います。
お子さんが小学生で低学年だったりすると、お母さんや兄弟が寝る時間になると一緒に寝たりするので、昼夜逆転しない子もいます。
でも小学生の高学年だったり、中学生以上となると、一人で寝たりする子も増えるので、昼夜逆転したりします。
娘は小3で不登校になり、最初は早起きしていましたが、3ヵ月くらい経つと昼夜逆転しました。
早起きしていたのは、せめて朝は早く起きないと…
と頑張っていたのだと思います。
昼夜逆転するようになって、2時か3時くらいに起きるようになり、生活リズムは崩れていましたが、元気に過ごしていました。
世間の常識では、早寝早起きが良いと言われているし、朝に日光を浴びた方が身体には良いと思います。
確かに、朝に日光を浴びた方がよく眠れるだろうな…と思います。
でも、
不登校の子どもにとっては、不登校になる前から、なってからも、毎日を生きるだけで精一杯の状態なんだと思います。
早寝早起きするとか、
朝に日光を浴びるとかは、
まだ後の話…
もっと安心できて、心が落ち着いてからなんだと思います。
まずは自分の命を守ることが先です。
子どもが昼夜逆転するのは、自分の心を守るためです。
学校に行っている兄弟の朝の準備の様子や、
テレビから聞こえてくる
「いってらっしゃい」の声…
お父さんが仕事に行く様子…
近所の子どもが登校する様子…
そんなまわりの世界から、眠っていることによって
自分をこれ以上責めなくて済むように、自分の心を守っています。
だから、
身体に良くないからといって無理に朝起こすことは、子どもに辛い思いをさせたり、自分を責めさせてしまうことになりかねません。
学校に行きたいと思った時に、朝は早起きさせとかないと…
と思って早起きさせる場合もあると思いますが、それは心配しなくて良いと思います。
本人が本当に学校に行きたいと思った時は、昼夜逆転していても、ちゃんと朝は起きてきて学校に行きます。
昼夜逆転していても、自分が楽しみにしている事や
友達と遊ぶ約束があれば、朝は起きてきます。
本人が必要であれば、ちゃんと早起きできます。
昼夜逆転させずに、生活リズムを崩さないようにしていれば、
学校に行けるのではありません。
昼夜逆転していても、本人が行きたいと思えば、
早起きして、学校に行くようになります。
娘も6年生から学校に行きだしましたが
前日に寝たのは夜中4時すぎでした。
でも、6時半くらいには自分で起きてきて、朝ご飯食べて、制服に着替えて、
さっさと用意を済ませて学校に行ってしまいました。
だから昼夜逆転は1日で治ります。
いつから行くかわからない学校に行けるようにと、
朝に早起きさせなくて良いと思います。
必要な時がくれば、自分から早起きします。
目的があれば、早起きします。
今、昼夜逆転しているなら、まだまだ心がしんどいのかもしれません。
昼夜逆転を治そうとしないで、自分を守っているんだな…
そう思って、お子さんの過ごしやすいように見守ってあげてほしいです。
昼過ぎに起きてきても、夕方に起きてきても、
「おはよう。」と優しく言ってあげて下さい^_^
お子さんは昼夜逆転していても、受け入れてもらえている感覚があると安心して充電できます。
昼夜逆転するのは、悪いことではありません。
お子さんの防衛本能のようなもの。
無理に治そうとせずに、お子さんに任せて見守ってあげて下さいね。
ゆっくり休んで充電できたら、昼夜逆転は戻って、
動きだしますから…
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