秋の七草「桔梗」は 喉の薬 | 小さな花のひとりごと

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乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

秋の七草のひとつ「桔梗」の画像です。
桔梗は、花屋さんでも見かけるので一番認知度がありそう。
 
七草は、いかにも「草」らしいところが好きです。
これがバラや百合だったら、季節の風情を感じられません。
楚々とした清廉な姿がひたむきで惹かれますね。
それでも秋の七草は春の七草よりも、花が可愛いです。
 
秋の七草は「萩」「すすき」「桔梗」「女郎花」「フジバカマ」「葛」「なでしこ」
覚えた先からポロポロと忘れていきますが、
すらすらと流れるように言えたらいいな~。
 
不思議なことに漢方薬や生薬となると、意外と覚えてるのです。

桔梗はりっぱな生薬、漢方薬の材料です。

ヒトコトで表すと、喉の生薬。(使う部位は根っこです)

 

喉が赤く腫れて痛い、痰が出る、声が枯れる、そんなときの生薬。

その名が使われる漢方薬では「桔梗湯」があります。

桔梗と甘草のみで構成されています。

 

声の出しすぎや歌いすぎて声が枯れてしまった時には

「響声破笛丸(きょうせいはてきがん)」があります。

これも桔梗と甘草が使われています。

他にも数種の生薬が配合されていますが、「薄荷」も入っているんですよ(^^♪

 

漢方薬ではありませんが、

ゴホンと言えば「龍角散」にも桔梗と甘草が入っています。

ここまで来ると、「桔梗」は喉の生薬なんだ!と感動しませんか。

 

秋は乾燥してきて、喉を傷めたり

涼しさが冷えを呼び込んで風邪を引きやすくなったり、

そんな季節です。

桔梗はまさに、秋に必要な薬草なんですね。