呼吸器外科でのこと | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

今月から、午前が乳腺、午後が呼吸器外科になって、一日がかりの診察になりました。

行って帰ってくるだけで一日が終わります。

 

今さらなので聴きづらかった1年前のことを、

呼吸器外科のI先生に聴いてみました。

 

「一番最初に診てくれた乳腺の

O先生から、

私の左肺は動脈が機能していない、と言われましたが、

ではどうなっているんですか?」

あの頃、まだ呼吸器外科の先生にはお世話になっていなかったので

当時のことは詳しくは知らなかったようです。

 

初めて当時のデータをみて驚いていました。

「これは、う~ん。← いっしゅん、言葉を失った感じ。

すごいね。これは機能していないと言われても仕方ないね。よくがんばったね、これでは辛かったでしょ。」

 

「ここが動脈のはずだけど悪い子だらけで何も見えない、これでは血液が流れていないよ。

流れてもチョロチョロしか流れなかったはずだよ。」

 

「このグレーに映っている塊が全部悪い子だよ。

右肺にも小さいのがたくさんある。」

 

「左と右の肺の大きさが全然ちがうのが分かるでしょ。」

 

丁寧に説明を受けて、今の画像と1年数か月前の画像の違いが良く分かりました。

そして、

小さなポツポツとした悪い子が消えていることや、悪い子の固まりが縮小していることなどが、

今さらながら、自分の目で知ることができました。

信じられない復活力。

 

なんかすごい!今の医学。

 

20年前の常識をずるずる引きずっていましたが、

諦めるのはまだ早い、諦めるのは愚かだと、

ちゃんと学んで今の意識に変えなくちゃと思った4月のスタートです。