桜続きの記事です。
昨年の桜の季節は、呼吸苦で歩くことが怖かったので、
桜を観に行くなんて無理だし、行く考えもなかったのですが、
勢いで行っちゃったんです。
それもちょっと坂のある桜山公園に。
途中まで車で行けるからありがたいです。
漢方薬に「辛夷清肺湯」というのがありますが、
「辛夷」の字と「肺を清める」という字で構成された薬名で分かるように、
辛夷の蕾が肺に良い効果を出してくれますよ、という意味が読み取れます。
鼻に良い働きをしてくれるのが辛夷の蕾です。
鼻がスッキリするシネオールという精油成分が辛夷に含まれているのです。
鼻と肺はつながっているので、鼻がスッキリしたら肺もスッキリ。
最初に辛夷の勉強をしたときには、
シネオール成分が花に含まれているのを知って「へえ~」。
それだけが頭にインプットされてしまいました。
シネオールは葉に多く含まれる成分なのです。
それが白く可愛いこぶしの花に・・!
漢方の奥深さや面白さに惹かれた植物の一つです。
こぶしの蕾の香りを嗅いでみたいのですが、
モクレンはあってもコブシには、なかなか巡り合えません。
もし、身近にコブシの花が咲いている方がいらっしゃったら、
ぜひクンクンしてみていただきたいです。
スッキリ爽やかなシネオールの香りだけでなく花の香りも加わって
きっときっときっと、素晴らしい香りだと思います(^^♪