息苦しさを忘れられる時間 | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごしています。

久しぶりに散歩しました。
風邪をひいたり、とにかく家でゴロゴロしたり、
引きこもり気味の数週間でしたが、
TVで早咲きの桜が紹介されていたのを観て、お出かけしました。
 
少しだけ電車に乗ります。
電車にのる工程だけで、息切れがします。
当然ながら坂や階段が辛いです。
 
これは肺に新しく悪い子が出現したから?
単に運動不足が祟ったから?
風邪から完全に復調できていないから?
ちょっとしたことに過敏になりますが、行けるところまで行ってみよう。
(ヘルプマークを忘れことを後悔)
 
ドキドキでしたが、
あれ?気が付けば息切れは忘れていました。
結論:楽しければ忘れていられる程度の運動不足だったんだ(^^♪

大寒桜(安行桜)

温かい風が花びらを散らす景色は、どれだけ観ても飽きませんね。

春の景色そのもの。
 
桜景色は、人の数だけ感情がありますね。
楽しく嬉しい思い出も、辛かったときの思い出も、悲しい思い出も、
桜の季節と共に記憶が蘇ります。
病気(がん)になった人(私)にとって、
桜には、心から湧き上がる感情がたくさんあって、言葉にならない感謝もたくさんあります。
 
桜は、思い出だらけです。
桜の花に「ありがとう。また観ることができました」
そして、来年も観られますように。
目標であり、区切り。
 
春は、やりたいことを後押しをしてくれる季節。
たくさんの皆さまに幸せや前向きの花びらが舞い降りますように。
気持ちが自然に前向きになれた桜散歩でした。