体調悪くても頑張れたのは、大好きな仕事だから | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

昨年の今頃は、
乳がんの再発と分かっても、何も進んでいなかった頃です。
治療法もないと言われて、ただただ体調が悪化していくのを感じていました。

そうかといっても自暴自棄にもならず淡々と過ごしていました。

再発?ついに私にも来たか、うんうん。そんな感じです。

 
当時はそれよりも、残っている講座(仕事)を無事に終了させなければと、
この意志で生きていられた気がします。
ほとんどの講座が2~3月に終了するのできちんと区切りをつけるまでは頑張ろうと。
 
2月中に終了する講座は、やっとのこと無事に終わらせることができました。
3月に終了予定の講座は、どの講座も遠方だったのもあって、断念しました。
自宅に通っていた受講生さんには、無理をいって予定を早めて最後までやり遂げましたが、
この講座が、しばらく休もう(辞めよう)と思わせる決定的な講座になりました。
講座の途中で、
どう頑張っても声に力が入らなく、ほとんどが息だけのかすかな声になってしまいました。
しゃべれないことには講座を進めることができなく、30分早めに終わらせてもらったのです。
 
声が出なくなることはこれまでにも何度もありましたが、夜に多く発生していたので誰にも分からずに(ばれずに)いたのです。
また、しばらくすれば元に戻るので、周りにはごまかすことができていました。
 
最後になった講座は、今でもよく覚えています。
伝えるべきことを伝えられなかった情けない講座になってしまいましたが、
受講生さんは見事に合格して「ハーバルセラピスト」の資格を取得してくれました。
 
声が出なくなるって、ほんと不思議です。
さっきまでしゃべっていたのに、何の前兆もなく急に出なくなるのです。
それが数時間すると戻る。
(それもかすれ声ですが)
その間隔が頻繁になってきたのも分かっていました。
このままどんどん出なくなるのかな、これは恐怖でした。
 
昨年の今頃は、体調は悪化の一途をたどっていたのに頑張っていたなと思い出します。
当時に比べると、今はなんとダラダラしていることでしょう。
この比較は自分でも面白い出来事なので
痛みや息苦しさで大変だった時の方が忙しく頑張っていて、今は元気な怠け者です。と、ブログにメモしておきます。