植物が教えてくれたもの | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

20年前に乳がんになった時は、なぜ自分なのだろうと思ったものでした。

健康が取り柄で

体力もそこそこあって、

積極的に運動はしなくても、ほぼ毎日のようにウォーキングしていて、

不眠とは無縁の生活をしていたのに。

 

アロマやハーブを学ぶ際に、健康についても学びます。

ストレスがどれだけ健康に影響を及ぼすかを、初めて学びました。

そして、自分のガンの一番の原因はストレスだと分かった気がしました。

 

当時は、今ほどストレスについての情報はなかったように思います。

なので、

自分がどれだけストレスを抱えていたか気が付かずに過ごしていたのです。

 

ストレスをストレスと分からずに、

何か理不尽なことがあっても自分が我慢すればいいことだと思っていました。

そして、どこまで我慢すればいいのかも分かりませんでした。

 

ガンになってからストレス学説を学び、早めに解消することを心掛けるようになりました。

その一つが、アロマ(香り)や植物に触れることでした。

それでも、植物園を歩くだけで、植物がストレスを消してくれることを知ったのは、

ガンになって、ずいぶん経ってからでした。

 

ただハーブ園を歩くだけ。

樹木の下を歩くだけ。

帰る頃は、滞っていた感情がキレイに流れています。

今では、悲しいときや辛いときなど感情の整理ができないときには、植物園に行きます。

どんな感情も植物は受け止めてくれます。

言葉がなくても慰めてくれます。

 

鈍感な私は、それに気が付くのが遅かったけれど

今では、行きたいと思った時にいつでも行けるようにお気に入りの自然園があって

ふらりと行けるようにしています。