ずっと避けてきた精油・これからもたぶん。 | 小さな花のひとりごと

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乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

続きになります。
 
なぜホルモン治療中に避けたい精油があるかと言うと、
香り成分のグループに女性ホルモン様作用があるから、と書きました。
 

精油は、香り成分だけで構成する特殊な集合体です。

その香りが、実に様々な働きをしてくれますが、

その中に、女性ホルモン様作用をもたらす精油もあります。

 

私たち乳がん患者は、女性ホルモンを止める治療をしているのに、

香りが好きだからと知らず知らずに避けるべき精油を選んで使っていたら、

うっかり女性ホルモンを取り入れてしまうことになり、治療の邪魔をすることになります。

気をつけたい精油のうち、

比較的アロマショップでも良く見かける精油を3点お伝えします。

(他にもありますが、あまり一般的に使う精油ではないので控えておきます)

 

◎クラリセージ  

ホルモン依存型がんは避けたほうが良いです。含有するスクラレオールにエストロゲン様作用があるからです。

◎サイプレス  

ホルモン依存型がんは避けます。含有するマノオール(微量ですが)にエストロゲン様作用があるからです。

◎フェンネル  

ホルモン依存型がんの人は避けます。含有するトランスアネトールにエストロゲン様作用があります。その他に注意点があり、乳幼児、妊婦にも使用しないように言われています。

 

私ごとですが、サイプレスが浮腫みに良いと知った時には、お腹周りにトリートメントをしていたことがあります。

当時なにもなかったので、そんなに怖がることがないのも自分自身で実証していますが、

女性ホルモン様作用があると学んでからは、避けています。

 

避けたい場合の人もあれば、反対にお薦めしたい場合もあるわけです。

更年期に差し掛かかった人や、月経不順で悩む人は試してみるのも良いかと思います。

 

軽い不調なら、医薬品に頼る前に植物の力を試してみて(香りが効果を発揮してくれたら)

こんなに心と身体に優しい方法は他にはないと思います。

出産後のマタニティブルーには、お部屋に香りを燻らす程度に使用することをお勧めします。

どのパターンもホルモンバランスの乱れを整えるための方法です。