ホルモン感受性のがんには、乳がん、卵巣がん、子宮体がんがあります。
このタイプはホルモン療法をすることで再発のリスクを減らすことができるので、
長~いホルモン治療に突入します。
その代表的な副作用は、突然やってくる更年期障害です。
ホットフラッシュが辛いとか、うつ状態になるとか、
ホルモンバランスの突然の乱れが自律神経失調症をもたらすための副作用です。
ネット検索して、もれなく私も不安でドキドキしました。
抗がん剤の時もドキドキ、ホルモン治療の時もドキドキ。
経験したことがないことを、これから自分が経験しなければいけないのは、
どんなことでも怖いです。
でも案ずるより生むがやすし。
副作用がない(軽い)人もいるのです。
私です。
その女性ホルモンの話ですが、
女性ホルモン様作用の成分をもつ植物があります。
医薬品ではないので、含まれる成分としては微々たるものです。
薬のように何かが起こるということはないと思いますが、私は避けてきました。
例えば、
大豆は、誰でもご存じの植物ですが、女性ホルモン様作用があります。
でもお医者さんが注意しないということは、普通に食べるくらいなら、もちろん大丈夫なのでしょう。
一時期、大豆イソフラボンが女性ホルモンに良いと、大豆製品が流行したことがあります。
あの時はさすがに、食べ過ぎてはダメと厚生省(当時)が注意喚起したことがありました。
身体に良かれと摂り過ぎて、反対に乳がんになる要因を作っていたらガッカリですものね。
アロマ(精油)は、ハーブの<香り成分のみの抽出物>です。
ハーブ(ハーブティー)と違い、成分が濃いので注意が必要になります。
同じ植物でも摂取できる成分が違ってくると、注意点も違います。
また、
ハーブティーで摂取できるフラボノイド類は、
精油には含まれていないので、同じ名前の精油を飲んでもフラボノイドは摂取できません。
フラボノイドは香り成分ではないからです。
同じようにアントシアニンなどは色素成分なので、これも精油には含まれていません。
★そもそもハーブと違って、精油は経口摂取できる存在ではないのです。
あくまでも外用。そして薄めて使用。それが基本です。
精油を学ぶのは、香り成分。
ハーブを学ぶのは、香り成分、色素成分、呈味成分、そしてビタミンやミネラル。
植物が持つ全部の成分です。