診察は月に一度になりました。
体調に変化がないのはありがたいことです。
診察のたびに撮る胸部レントゲンは、コレクションになるほど撮っています。
何枚溜まったのかな。
今月の診察は撮りためた画像の中で、
5月初めの画像と今の画像の違いを説明してもらいました。
5月初めは、胸膜癒着術をした直後です。
「前は、この黒っぽい塊が気管を押していたせいで、気管が曲がっていたし、細くなっていた。
今日の画像では、曲がっていなくて真っすぐでしょ?細くなっていないでしょ?
だから息が楽になったんだと思うよ」
確かに、気管は真っすぐでした。
肺は、水が溜まっているころは下の方がハッキリしなくて丸くなっていましたが
今は先端が分かります。
「気管に関しては呼吸器外科のI先生が専門だからI先生の見解も聴いてみたらいいよ」
「ホルモン療法が効くタイプなのも良かったんだね~」などなど。
胸膜癒着術をした頃の私は、
またいずれ少しづつ水が溜まってくる、それまでの気休めの治療なんだろうと思っていました。
でも、半年過ぎても水が溜まっていないのが、レントゲンで分かります。
歪んで映っていた心臓も、正常の位置にあります。
私のネガティブな予想は、思いのほか外れてくれていい方向です。
あと少しだけ、このまま悪い子達がおとなしくしてくれたらいいな~、と思います。
元気になると欲が出てきてしまいます。
元気でいられる時間がもったいなくて、何かしたい、という欲。
元の生活に戻って、諦めた仕事に復帰したいのが一番の欲、希望です。
でも、
今の状態がいつまで続くか、私自身にも誰にも分からないことだから、
責任を考えると、そこまで勇気がでない臆病な自分なのです。
あれ?
最近、肺にいる悪い子の話は出てこないな。
私も聴くのを忘れてしまいます。
怖いけど、次回聴いてみよう。