ベビーカーと車椅子とエレベーター | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

私には娘がいます。
1歳になる赤ちゃんのママです。
遠方に住んでいるので、一緒に行動することは滅多にありません。
初めて泊りがけで来た時には、

数十年ぶりに使うチャイルドシートやベビーカーの使い方が分からなくてオタオタしました。

 

ベビーカーで買い物にいくと、最初に探すのがエレベーターなのも忘れてました。
うっかりエスカレーターに向かってしまうことが多々あります。
いつもは、なんの不便も感じない買い物ですが、
エレベーターを使うとなると、意外と台数が少なくて、
場所も見つかりづらいところに設置してある事を知りました。
たまに使うからこそ不便なことが良く分かります。
 
一緒に水族館に行ったときに、
チケット売り場に向かうのに、たった5段くらいの階段を昇るのですが、背後にいたはずの娘とベビーカーが突然消えました。
あれ?と見渡すと、チケット売り場とは別の方向を歩いています。

その方向はベビーカーや車いす用のスロープがあるところでした。

ベビーカーでは1段でも階段があると登れません。

ずいぶん遠くにあって長いスロープだなと感じた〇〇水族館です。

 

今までそんな不便さに気が付かない健常の暮らしをしてきました。

 
赤ちゃんのベビーカーですら、この大変さです。

病院では、車椅子の人と介護する人に目が行くようになりました。
どの人も何気なく使っているように見えますが、慣れているからでしょうか。
特に、朝いちの採血室は毎回混雑しているのですが、
人混みの中で車椅子の移動は不便で苦労しているのではないかと思います。
 

いつか私が使うようになる時を想像してみたことがあります。

車椅子の置き場所や、乗り降りできる場所は?もちろんエレベーターは?

うまく操作できるまで時間がかかりそうです。

コストコの巨大なショッピングカートの操作も、カートに振り回されて思うように進めないのに。。
 

画像は、群馬県中之条ガーデンズに咲く、秋のあじさいです。

秋なのに、とても鮮やかなブルーです。