気になる薄毛 | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

私が服用しているイブランスは、

2017年12月に「ホルモン受容体陽性で、再発やステージ4の乳がん」に対して認可された比較的新しい医薬品です。

 

主治医にイブランスを勧められた時、抗ガン剤と聴いていなかったので「飲みます」と即答しました。

抗がん剤と知ったのは、診察の後に別室に案内されて薬剤師から説明を受けた時でした。

 

今日はいつもと違う部屋にも行くんだな、何の話があるんだろう?

この頃は、まだ病院のシステムが分かっていない部分がたくさんありました。

 

薬剤師から渡されたプリントを見ながら説明を聴き、

「ええ!」「抗がん剤だったんですか?」

「えーーー!知らなかった(聞いてないよー)」

「えー、どうしよう、やめたいな」

「でも飲みますっていっちゃったし。どうしよう~」

グズグズが発動しました。

 

当時は、自暴自棄になっていた時期、

良くなることは絶対にないと思い込んでいた時期、

(今は会うことがないムカツク)医者に、初っ端から何もすることがないと言われて、全てを諦めていた頃です。

いまさら抗がん剤なんて必要なの?と思うのも仕方ないと思うのです。

考えてみたら、ガンの薬だから抗がん剤と呼ぶのは当たり前でしたね。

 

躊躇した一番の理由は、脱毛が10~30%にあるというところ。

ここでもグズグズと「えー、抜けるんですか?」「えー、やだなあ」

もう「えーーー」ばっかりでしたが・・・

 最後には諦めましたが。。

どうか10~30%に入りませんように・・!と祈って内服が始まりました。

結果は、点滴の抗がん剤のような脱毛はなくてホッとしたのですが、

数か月すると、かなり抜け毛がひどくなってきました。

髪の質も悪くなり、美容院でトリートメントをしてもらってもパサパサです。

ホルモン療法もしているので仕方ないですね。

 

そこで、はたと気が付きました。

10~30%の人に脱毛がみられるのではなく、

もしかして、皆に等しく10~30%ほど、毛が薄くなるということだったのでは・・・。

 

ついにウィッグを購入しました。

 

再発が分かったばかりの頃は、

抗がん剤治療はたぶんするからウィッグを買っておこう、と思っていました。

次に

とんでもない医者に「治療はない、やることがない」と言われて、

先回りしてウィッグを買わずに良かったと思っていたのに、

結局、

部分ウィッグを買うことになったという、最近の出来事です。