胸膜癒着術の説明を聴きました | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

自分の身体のことは分からないことが多いけれど、自分だから分かることがあります。
それは、痛みの質と量。
 
食道の痛みに関して、放射線の先生は「ガン性の痛み」と説明されましたが、この痛みの質は違うのではないかと思っています。
食べ物が通り過ぎる時だけの局部の激痛は、どう考えても「炎症性の痛み」ではないかと思う痛みでした。
放射線で皮膚が火傷のような炎症を起こすことが、同じく食道内で起きているのではないかと。
痛みの症状を的確に表現するのは難しいですね。

4月13日、激痛で食べるものがゼリー飲料とプリンになり、気が滅入っていた頃に呼吸器外科外来に行きました。
呼吸器外科のI先生は丁寧に胸膜癒着術の説明をしてくれました。
私がグズグズと決めかねていても、無理強いせず、どちらでもいいと。
なぜなら胸膜癒着術が絶対に成功するわけではないからと。
 
やってみないと分からないそうです。これは更に悩む!
 
もともと期待はしていなくて、でも、息苦しさが少しでもラクになりたいので、やってみることにしました。
病室が開いていたので14日に入院することになりました。
やること早すぎて悩む隙がない!
 

ほとんどの人がそうだと思いますが、医師の説明よりも先にネット検索しています。

たしかに体験した人のブログでもうまく行かなかった人がいました。

痛みや発熱などを我慢して成功しなかったら・・なんで承諾しちゃったのか、もう後戻りができません。

前向きな気持ちは皆無、どうにでもしてくれという不貞腐れた気持ちだけです。

 

 

この不貞腐れた気持ちは、入院当日の研修医のヘタクソな処置のおかげでもっと膨れ上がりました。

今でも病院内を歩いている研修医らしき人を見かけるとプイっとしたくなります。目が悪いので名札は見えなくても、研修医の独特なオーラは分かりますね。

でも痛みって過ぎると忘れるんです。

死ぬほど痛い出産を一度ならずも数回することができるのは、痛みは忘れるからと聞いたことがあります。

今回の処置の痛みは忘れました。が、その時の思い出は鮮明で忘れられません。