放射線治療の2週間の推移 | 小さな花のひとりごと

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乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

3月24日から4月6日まで、土日を除く2週間(全10回)の放射線治療が始まりました。

 

皮膚への副作用である、日焼けのような熱感や痒み、赤褐色になるということはありませんでした。

咳や痰が増えることもありませんでした。

まれに起こると言われた放射線肺炎もおきませんでした。

だるさ、食欲不振も感じませんでした。

 

唯一ひどい副作用があり、開始して1週間後からの食道炎です。

もともと飲み込みにくい症状があったので、食欲そのものが低下気味だったのに加えて飲み込むときの激痛が始まりました。

水分すら痛くて、しかも気を付けないとむせるので本当に辛い時期でした。

いろいろ試した結果、最終的にはゼリー飲料やプリンが痛くないと分かり、唯一頼りの食料になりました。

 

この激痛は1か月ほど続きました。

息が苦しいため、放射線治療を受ける硬いガラスのようなベッドにじっと横たわるのも辛かったです。

 

また、このころから味覚が変わり、甘いものが好きになっていきましたが、これは手っ取り早くエネルギーを産生するために自分で甘いものを求めていたのかもしれません。

食べられないので体重は減り、当時36キロになりました。

急激に体重が減ったので皮膚がシワシワ、瞼がくぼみ、頬がこけて、ダイエットに失敗したやつれたおばさんの風貌です。

太ってもいいから、食べたいものを美味しく食べられることがどんなに健康で幸せなことか。

テレビのグルメ番組でビールを飲んでお肉にかぶりつくタレントさんに、そんな仕事ができるのは健康なのねと、

しみじみ思うし、

何と言っても、生ビールをぐいぐい飲みたい!

 

 

放射線治療1週間後の血液検査では白血球数が1700になり、イブランスは予定よりも早めに休薬になりました。

そのあとも、他の治療が優先されてしばらくイブランスはお休みになりました。

毎日治療に通っているうち、いつも顔を合わせる女性と知り合いになり、ポツリポツリ会話をするようになりました。彼女は乳がんのため治療で30回通うと言ってました。

回数の違いって何だろう?私の回数はずいぶん少ないなあと素朴な疑問もわきましたが、誰に聴いていいのやら・・。