背中の痛み | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごしています。

3月2日(緩和ケアに行った次の日)は、娘が自宅に帰る日でした。
駅まで送るつもりでしたが、肩甲骨辺りの背中が少しづつ痛くなってきたので早めにロキソニンを飲みました。
でもまったく効き目がなく、どんどん痛くなり、息も荒くなり、駅まで見送ることは断念しました。
 
心配する娘を追い出すように帰したあとは、痛みを我慢することなく呻きました。
そのうち過呼吸になり、吐き気まで出てやっぱり末期だなと思わざるを得ませんでした。
 
あの痛みは何だろう?激痛ではなく、痛みの質では下痢の痛みの方がよっぽど痛い。
ズキズキでもなく、ジンジンでもなく、ガンガンでもなく、
少しなら我慢できる痛みなのに、絶え間なく襲ってくるので、地味な痛みなのに、じわじわとヤラレル感じです。
どこが痛みの原因なんだろう。縦隔?骨?反回神経?食べ物が通過した時の刺激?
この痛みは次の日までずっと続きました。
辛かったなぁ。
痛みはビビりの私の心を弱くさせます。
なんか症状が進んでない?と思い込んだりするのも痛みの仕業。
幸いなことに、その日以降現在まで背中の痛みは起きていません。
それも不思議、でもありがたい。
 
せっかく娘が来てくれたのに、最後の日に弱った自分を見せてしまったことは残念でした。
それにしても痛くないってホント嬉しい、なんでもできます。
治ったと錯覚するくらい元気になります。
腰痛や頑固な肩こりの痛みは若いうちから持っていましたが、骨転移を知ってしまったら、ただの腰痛や首コリすらビクビクです。