はっきりしないことだらけ | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

退院して10日後の2月10日。呼吸器外科の診察に行きました。雪の日でした。

 

画像を見ながら言われたことは、

まだ病理結果が出ていないということ。

乳がんの再発であれば、20年前に手術をした病院に紹介状を書くので移ってほしいということ。

心嚢膜から採取した細胞からは、絶対に再発とは言えずグレーだということ。

 

CT画像を見ていると、食道が狭くなって食べ物が通る空間が見えないところがありました。

これは食道が塞がっているということ?完全に塞がったらどうなっちゃうの?

疑問が湧きましたが怖くて聞けません。

 

モヤモヤしたまま、5日後には結果が出ているだろうということで、

再度病院に紹介状行くことになりました。

当時、仕事は1年間のスケジュールがきっちり入っていて、当然のことながら辞める選択肢はありませんでした。

半面、洗濯物を干すだけでも息切れがして、声はどんどん出なくなっていきます。

講座の最中に、突然、空気だけの声になってしまうときもあります。

受講生さんは「大丈夫、聞こえてます」と言ってくれますが、こんなに情けなく悲しいことはありませんでした。

 

普通に会話ができること、説明ができること、それができなくなるなら仕事を辞めようかと、

なかなか決心ができずにいたのがこの頃です。

とにかく今残っている講座だけは終わらせたい、そればかりが気がかりでした。