■tomoko blog -3ページ目

■tomoko blog

中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

北小地区・守る会のパワーは凄いです

13:00からの議会改革検討会の傍聴を途中で切り上げて、
14:00からの「ほっと・サロン」へ急ぎ駆け付けたら、
すでにお二人が来所されていました。

この日は6名の方々が参加。
「美味しんぼ」掲載誌をお持ちくださった方がいて、
この間の国や大阪府・市の対応や、最新号の掲載などについて
さまざまに盛り上がりました。

その後、「集団的自衛権」について、話しが移ったところで、
市役所の総務課から連絡があり、
職員が酒気帯び運転で書類送検された、という報告が。

このところ市職員の不祥事がたて続けに起きているので、
参加者から「箕面市どーなってんの?」
「タガが外れているなぁ」
等々と、やはり冷やかな反応でした。


さて、19:00からは、北小校区の青少年を守る会・総会。
もう今年で33年目にあたるとかで、
メンバーは、学校、PTA,地区福祉会、民生・児童委員、こ育協、こども会、自治会、防犯委員、少年補導員、青少年指導員、保護司会、更生保護女性会、ガールスカウト・ボーイスカウト、推進員、防災会、婦人防火クラブ、婦人会・・・(順不同)

約100人の役員さんや運営委員が結集し、多様な組織が横断的に子どもたちを見守るネットワークをつくってています。

みなさん、超パワフル。
複数の団体で活躍されている方々も多かったようです。

老若男女が集う多世代の交流は、貴重。
総会のあと、参加者からの近況をお伺いし、あっという間の2時間でした。

ただ、それでも「表に出ない地域の課題」をどうするか、問われる時代です。
それをどう解決していくかが、一番難しい。

第2部の講演の集いでは、講師と参加者とのキャッチボールで盛り上がりました。

第1部の総会では、2013年の活動報告、会計報告や
今年の活動方針などを承認いただきましたが、

北急延伸問題の質疑があり、市が、市民に対して説明してきたことと、
蓋をあけたら、やはり内容が随分違っている、
競艇事業収益を充てるので、一般会計に影響ないという詭弁は、
納得いかない、などというようなご意見が寄せられました。

高齢化が進むことが確実な見通しのなかで、
北急に拘る、というお金の使い方、優先順位にかんする批判を、
延伸近辺にお住まいの方からもしばしばお聞きします。

国の暴走に倣って、地方政治の荒廃が嘆かわしい、
議会の「抑止力」ならぬ「翼賛」が、政治不信につながる・・・などなど。

同時に、市民の側からの「もの言い」がもっと見える形で広がれば、
市民主導のまちづくりへ近づけると思います。


さて、第二部の講演の集いでは、
(有)アグロス胡麻郷の代表・橋本 昭さんと、
鐘の鳴る丘農園の姜 鐘六さんにお越しいただき、
パネラー形式で、参加者からの質疑応答を織り交ぜながらお話いただきました。

減農薬・低農薬、無農薬、有機農法、自然農法などの違いや歴史についてのお話では、
「有機農産物が商業的な側面からとらえられるようになったが、
 本来の農業は、自然とともに、向き合うという(哲学)
「命と命の関係」をめざしていたのに、
 その趣旨が、いつのまにか抜け落ちてきた」という指摘が印象的でした。

また、農業経営という観点では、
農業で食べていけるか、という課題がありますが、
「たとえば月、30万円もらって、さまざまに出費があり、手元に3万円しか残らないのと、
 16万円の収入しかないが、手元に5万円残る生活があるとしたら、
 その価値をどう考えるのか、ということ」
というお話には、なるほど~と頷いてしまいました。

ただ、やはり農薬を使わない農業は生産性が低く、
生産量も事前に予測できないというデメリットがあります。
それを支えていくの消費者のネットワークについて、
CSA(コミュニティーがサポートする農業)を模索する、という方法について
提案がありました。

生産者と顔の見える関係、
自然と共生しながら(国土を汚染させずに)安全な食べ物をつくり、
それを消費者が支え、いただくという関係の
地域支援型農業の可能性を、考えていければと思います。

この日も、あっという間に予定時刻を回り、お開きに。

姜さんの”絶品カブラ”は超美味しかったです(^ー^)
数の論理の暴挙!消費税値上しても、社会保障はどんどん後退!

「地域医療・介護推進法案」が14日、衆議院の厚生労働委員会で、
審議が尽くされないまま、与党議員から「質疑終結」動議が。
怒号のなかで強行可決されてしまいました。

この法案のなかには、介護保険制度の見直しが含まれており、
数々の問題が指摘されていました。

とくに、①要支援1・2のサービスが市町村に移管されることで、
サービス内容が地域によってバラつきが生じる可能性がある。

②特養(特別養護老人ホーム)の入所が「要介護3」以上に。

③一定の収入がある人(年金収入280万円以上?)は、
サービス利用の自己負担が1割負担⇒2割負担に。

④低所得でも、単身で1千万円以上の預貯金がある場合は、
施設入所(食費・部屋代)の補助が対象外に。

というのが、主な議論となっています。


要するに、国はいかに財政支出を減らすか、という考えで、ものごとを組み立てますが、
公明党までもが、この路線に賛成とは、いささか呆れます。


消費増税はいったい何だったのか?

これでは地域間格差が広がるばかりではなく、
50年後には高齢者が4割を占めると言われていますが、
介護する子ども世帯も共倒れになったり、
単身・孤立する高齢者にとっても格差が激しくなってしまいます。


この国は、福島などの原発被害者を切り捨てただけではなく、
高齢者施策においても、
「貧乏人は自己責任です」というような対応を平気で行うのだと、
つくづく情けなくなります。


この法案は6月に成立する見通しのようです。

箕面市で何ができるか、しっかり議論していきますが、
「北急延伸」まっしぐらで緊縮財政に突入しつつあるなかで・・・


使命感とため息で、ストレスUPです~(^_^;
来年度の幹事は箕面市・茨木市に


昨日は午後に「私たちの憲法キャラバン」実行委員会の会議があり、ドーン・センターへ。
5月3日に行われた憲法キャラバンの反省や事務処理を行い、
来年度について意見交換しました。

憲法キャラバンは府下の市民派市議や市民が、
5月3日に各地域でキャラバン行動を行いながら最終地点に集合。
参加者によるリレートークなどの街頭活動を行い、
憲法の大切さを呼びかけてきました。

今年で16年になります。
私も議員になる前から参加し、マスコミの取材を2~3回受けました。
今は亡き筑紫哲也さんのニュース番組でインタヴューが放映されたことも。(もう10年前のことですが・・・)

昨今は「自民党の改憲草案」、「秘密保護法」や「集団的自衛権」を容認する解釈改憲の動きなど、
政府の暴走が止まりません。

ひたひたと外堀が埋まり、気が付けば市民は声を上げることができず、
マインドコントロールされて・・・
なぁんて過去の二の舞いにならないように、
次世代に平和で民主的な国を繋ぐのだと、しっかり肝に銘じてまいります。


さて、来年度は、箕面市・茨木市が担当に決まりました。
また忙しくなりますが、繋がりと広がりがいっそう深まる企画を提案していきたい!
と考えています。



箕面市の齢者虐待の現状(講演)で、かなり落ち込みました。


「びわの会」の会員になって、今年で11年目を迎えます。
当時、母の介護で行き詰っていた私を見かねた知人(同会員の方)から
声をかけていただいたのが、きっかけです。

入会したおかげで、親身になって相談にのってくださる方々に巡り合え、
ずいぶん救われました。

このような支援団体や集いの場が、身近な場所にあれば、
介護で悩む人たちをもっともっと支援できると思います。

さて、この日は第1部の総会のあと、第2部で講演会がありました。
テーマは、「箕面市の高齢者虐待について」

箕面市の2013年度・2014年度の虐待通報件数は45件とのこと。
そのうち、「虐待」と認められたのは22件。

虐待を受ける男女比は男性2:女性8の割合になっています。


虐待とは、

①暴力などの身体的虐待のほか、
②介護放棄・ネグレクト、
③暴言やののしり、無視するなどの心理的虐待、
④年金を渡さないなどの経済的虐待

があります。

箕面では、③(45.8%)②(41.7%)④(29.2%)の順のようで、
全国の比率①、③、④②の順と異なる傾向。

虐待する方の割合は、「息子から」が67%を占めています。

さて、虐待に至る経緯や未然に防げない理由など
デリケートな問題が多く、
防止するためには、常に

①高齢者への支援の視点
②養護者への支援の視点
③組織的な虐待対応の視点

を意識して対応することが大切、とのお話でした。


このあと、市内外の虐待事件にかんする事例が挙げられましたが・・・
痛ましく、悲しく、参加者の方々もちょっと落ち込んでしまいました。


格差が拡がれば、経済的・心理的なゆとりもなくなってしまいます。
歳を重ねても、本人も家族も安心できる地域・社会をつくっていきたい!
というのは理想論過ぎるのでしょうか・・・

ますます厳しい情勢ですが、
希望をもって、理想的なまちづくりを追求していきたいと思います。