5日の市民派ネット主催の”持続可能なまちづくりを考える”連続講座は盛況でした。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

第5回目の今回は「北大阪急行の延伸でばら色?!」~賛成or反対・徹底検証~

市民派ネット主催の”持続可能なまちづくり”を考える連続講座も、
今回で第5回目となりました。

今回は、やや趣向を変えて、「北大阪延伸問題」について、
延伸計画概要を交通政策課から、
課題提起を市民派ネットから行い、
参加者全員と議論していく、という流れで開催しました。

北急延伸は将来的にも市の財政を圧迫する大きな事業です。
全市的な議論で合意してからでなないと、将来的に禍根を残さないとも限りません。


交通政策課からは、休日にもかかわらず4名もご参加いただきました。
お天気が悪く、またこの日は各地でさまざまな行事とかさなっていたためか、
事前に欠席の通知をたくさんいただいていたのですが、
当日は、想定していたより多くの方々のご参加をいただきました。

やはり、この問題の関心の深さの表れでしょうか。

参加者からは、

・計画が確定でないことが分かってよかった
・まず、公共交通がどうあるべきかの議論が先
・具体的な将来負担がどうなるのか
・運賃のことを考えると、バスで駅に向かい、北急に乗って梅田に行くのに往復1300円かかる。現 実的に利用者が多いとは思えない。
・周辺整備と称し、延伸前に道路が整備されて田畑の緑が無くなるのではないか
・市街化調整区域の開発が行われると、結局、緑がコンクリートになるのでは?
・まちの活性化とは、具体的にどのようなものなのか
・東西にのびた箕面市域の中央に串刺しに鉄道延伸しても、一部の市民の利便が向上するだけ。リスク の方が大きいのではないか
・少子高齢化が進むなかで、市内交通の充実が急務でないか。
・300億円~400億円クラスの一般会計のボリュームからすると、投資的経費で100億円を超えるという のはバランスが悪いのではないか
・まちづくりのビジョンが見えないなかで「北急延伸ありき」で進んでいる。
・複雑な要素があるので、(この計画の是非が)難しい
・利便を受ける企業から資金を募るべきでへはないのか
・連結ばすやLRTなど他の公共交通の可能性を追求すべき

などの意見や質問、感想が寄せられました。
レールの敷設工事費だけで約420億円といわれ、未だに国・府の負担割合は決まっていません。
さらに周辺整備(道路の新設、拡幅工事、バスターミナル、駐車場、駐輪場・・・などの
整備が必要であり、何十億円が必要になるのかさえ、決まっていません。

また三セクが工事主体になれば、不透明な会計となり、
チェックも行き届かなくなります。

市は「緑を残す」といいますが、
新駅ができれば、道路整備が必要となり、確実に緑が無くなります。
また、駅周辺には駐車場化し、今以上の商店が立ち並ぶとすれば、田畑を潰さねばなりません。
ヴィソラは土日はそこそこ賑わっていますが、平日は閑散としています。

この日は、あいにく「賛成」のご意見が聞かれなかったのですが、
今後は、課題をさらに整理して、賛否それぞれの意見交換をしていきたいと考えています。