国民健康保険料の値上げ案は全会一致で否決!
ちょっと前代未聞?の結果。継続審議になったことはあったけれど
全会一致で市長案を否決というのは、私にとってははじめての出来事です。
●民主・自民は、(要約すると)
「国保料金の値上げは単年度赤字分だったはず。単年度分としては2億2千万円ほど黒字になっている。黒字分値下げせよとは言わないが、介護保険料のように基金につんで、(安定的な)料金設定を考える方法にしたらどうか。この方法を採用しなければ(値上げの補正予算には)反対する」
●共産・市民派ネットは、
「生活できなくなるほどの国保料金の値上げは本末転倒。行政は市民の暮らしを守る責務がある。賛成できない」
以上の理由で、市の提案した議案(補正予算)は完全否定されました。
共産党の委員いわく「H18年、H19年も黒字だった」
もともと国保協議会や議員に配布された資料には、
「単年度赤字解消のため・・・」と書かれており、
どさくさに紛れて「累積赤字があるので、黒字ではない」などという答弁は
非常に見苦しく、ペテン行為のように受けとれます。
まぁ、市民がこのことを知ったらどう思うか、です。
この間、国保料金が毎年値上げされ、今年度も値上げで低・中所得層の生活を圧迫しており、
市民からも苦情や悲鳴が各議員に寄せられていたと思います。
また、ワンマン市長さんへの「お灸」効果もあったのでしょうか?
とにかく、この議会の懸案事項であった国保の値上げが、
とりあえず強行突破されずにすみそうです。
市は数日中に修正案を議会に提出することになると思いますが・・・
また、顛末については報告します。